アストンマーティン、フィスカー 元会長への訴訟を取り下げ…「サンダーボルト」は幻に

自動車 ビジネス 企業動向
プロジェクト「サンダーボルト」とヘンリック・フィスカー氏
プロジェクト「サンダーボルト」とヘンリック・フィスカー氏 全 3 枚 拡大写真

英国の高級スポーツカーメーカー、アストンマーティンが、PHVスポーツカー『カルマ』で知られるフィスカーの元会長を訴えていた問題が、解決した。

事の発端は、フィスカー元会長のヘンリック・フィスカー氏が2015年3月、プロジェクト『サンダーボルト』の量産計画を発表したこと。このサンダーボルトは、アストンマーティンの『V12ヴァンキッシュ』をベースに開発されたコンプリートカー。

フィスカーを立ち上げる前は、アストンマーティンのデザイン責任者だったヘンリック・フィスカー氏。ところが、サンダーボルトは、アストンマーティンの承認を得たプロジェクトではなかった。このため、アストンマーティンは、サンダーボルトのデザインなどが、意匠権を侵害しているとして、ヘンリック・フィスカー氏に対し、サンダーボルトの量産計画の中止を求めて提訴していた。

今回、アストンマーティンは声明を発表。ヘンリック・フィスカー氏との間で合意が成立し、訴訟を取り下げたことを明らかにした。

その内容は、「ヘンリック・フィスカー氏が、サンダーボルトを量産しないと決断したことを受けて、アストンマーティンが訴訟を取り下げた」というもの。それ以上のことについて、アストンマーティンは、「コメントしない」と説明している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  2. 狭い道! 制限1.7mでコンクリートブロック付き、道幅は5mあるけど?…東京都板橋区
  3. 次期トヨタ『ハリアー』は新エンジンの恩恵でフォルムが大変化…スクープ記事ベスト5 2025年上期
  4. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  5. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る