【F1 日本GP】トークショーにスター続々参戦、背景に「一通の手紙」

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セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) 全 6 枚 拡大写真

F1日本グランプリの開催まで残りちょうど1か月となった。世界最高峰のモータースポーツとして、例年多くのファンが鈴鹿サーキットに集まるが、お目当ては必ずしもレースだけではない。サーキット内で開かれる様々なイベントもレースウィークの楽しみの1つだ。

そんなイベントの中でも目玉となるのがF1ドライバーたちによるトークショーだ。今年はセバスチャン・ベッテル/キミ・ライコネンのフェラーリ勢をはじめ、ニコ・ヒュルケンベルグ/セルジオ・ペレス(フォースインディア)、ロマン・グロージャン/パストール・マルドナド(ロータス)と、豪華メンバーが揃っている。

レースウィークのF1ドライバーは、当然であるがレース最優先のため、こうしたイベントには消極的である場合も少なくない。そのような中で、例年になくF1ドライバーたちのトークショーへの参加が積極的な背景に、鈴鹿サーキットから各チームへ送られた1通の手紙があった。

各チームに送られたその手紙には、F1ファンを増やしていきたいという鈴鹿サーキット側の熱い想いがしたためられていた。以下に一部を抜粋する。

「1987年から開催している鈴鹿サーキットにおけるF1日本GPには、非常に多くの熱狂的なF1ファンが来場されます。(中略)我々は、このファンの家族(特に小さなお子様)が、新たなF1ファンになるように様々な取り組みを行なっております。(中略)我々は新しいF1ファンを増やす取り組みをさらに加速させるために、ぜひF1ドライバーの皆様の力をお貸しいただきたいと思っています。」

そのほか、手紙にはF1ドライバーたちによるトークショーの趣旨として、「お子様を中心とした新しいF1ファンを増やすこと」と明記されているという。

新しい世代にモータースポーツの楽しさを伝えたいという想いは、チームやサーキットはもちろん、ひいてはレースに携わるすべての人間に共通するのではないだろうか。

F1日本グランプリ、および関連イベントは、9月24日から28日に開催。レースは25日にフリー走行、26日に予選、そして27日が決勝となる。

《瓜生洋明》

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