VW、ディーゼル重視を転換…環境対応車の主軸はEVとPHVに

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一部のディーゼルエンジン車に、排ガス試験を不正に逃れる違法なソフトウェアを搭載していたフォルクスワーゲングループ。同社が、環境対応車の主軸を、ディーゼル以外に置く方針を示した。

これは10月13日、フォルクスワーゲングループが明らかにしたもの。同社は、「ディーゼル戦略を見直し、乗用車と商用車については、電動技術の標準化に向けた開発を進める」と発表している。

今回の発表は、全世界の最大1100万台に、違法なソフトウェアを搭載していた問題を受けて、ディーゼルに対するイメージ悪化は避けられないと、同社が判断したと受け取れるもの。

なお、フォルクスワーゲングループは9月、フランクフルトモーターショー15において、「2020年までに、20以上のEVとプラグインハイブリッド車(PHV)を発売する」と発表済み。ディーゼル問題を受けて、今後、この方針をいっそう加速させていく。

フォルクスワーゲン乗用車ブランドのハーバート・ディエスCEOは、「フォルクスワーゲンブランドは将来に向けて、ポジションを見直す。さらにエコに生まれ変わる」と述べている。

《森脇稔》

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