東日本大震災の津波で5000km流されたマリンジェット、ヤマハが修復

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修復されたマリンジェット展示(コミュニケーションプラザ2階)
修復されたマリンジェット展示(コミュニケーションプラザ2階) 全 7 枚 拡大写真

ヤマハ発動機は、東日本大震災の津波で流出し、同社が修復したマリンジェット(水上オートバイ)を、企業ミュージアム「コミュニケーションプラザ(静岡県磐田市)」で展示する。

マリンジェットは2011年3月11日に発生した東日本大震災による津波で福島県大熊町から流出した「MJ-700TZ」で、約3年後の2014年5月21日に日本から約5000km離れた太平洋のジョンストン環礁で発見された。

その後、福島県立いわき海星高校の実習船「福島丸」によって日本に届けられたものを、「絆プロジェクト」として、同社の有志メンバーが修復した。修復したマリンジェットは、流出から4年9か月後の2015年12月20日に福島県いわき市在住のオーナー・松永友宗さんに返還された。今回オーナーの厚意によって今春まで展示することになった。

「絆プロジェクト」は、マリンジェットが発見されたことを知った松永さんから「3年もの間、船体を残しながら沈まずに太平洋の島に漂着したことに驚き、感動し、メーカーの研究や開発に役立てられないか」と連絡を受けた同社が、被災地に勇気を与えたいとの願いからスタートした震災復興支援プロジェクト。

《レスポンス編集部》

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