【ホンダ新型耕うん機体験】ユーザーの8割が非農業、第一印象で決める層にデザインで訴求

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埼玉県宮代町の複合観光農園「新しい村」で3月に行われたホンダ新型耕うん機シリーズ体験会。新しい自走式小型耕うん機「サ・ラ・ダ FF500」や小型耕うん機「こまめ」「プチな」を畑で実際に走らせてみた
埼玉県宮代町の複合観光農園「新しい村」で3月に行われたホンダ新型耕うん機シリーズ体験会。新しい自走式小型耕うん機「サ・ラ・ダ FF500」や小型耕うん機「こまめ」「プチな」を畑で実際に走らせてみた 全 24 枚 拡大写真

ホンダは、一部改良・モデルチェンジを実施した自走式小型耕うん機「サ・ラ・ダ FF500」、小型機「プチな」「こまめ」の体験会を開催。デザインを担当した本田技術研究所汎用R&Dセンターの濱二美沙子氏が、新モデルのターゲットやデザインの特徴などを解説した。

同社の耕うん機には、コンパクトな車軸ローター式、パワフルなリアロータリー式、3輪のフロントロータリー式の3タイプがあり、畑の広さが30・100・300坪に対応した各モデルが展開されている。濱二氏は、モデルチェンジが施された「プチな」(30坪クラス、6万8580円~)と「こまめ」(100坪クラス、9万9144円~)のデザインを担当した。

この「こまめ」と「プチな」には共通イメージが採用されている。エンジン部分は力強く引き締め、グリップから作業部までを一直線で結ぶラインや、まっすぐ耕す作業をサポートするセンターマーク・グラフィックに加え、「ホンダのアイデンティティカラーであるレッド」(濱二氏)が2モデルに共通して組み入れられている。

また濱二氏は、同社のコンパクトな車軸ローター式耕うん機のユーザー層について「おもに趣味を目的としたユーザーに支えられている。客層の8割が“非農業”の趣味で野菜づくりなどを楽しむ人たち。今回のモデルチェンジは、こうした客層に応えつつエントリーユーザー獲得に向けたもので、デザイナーみずから耕うん機を扱い、使い勝手を追求。販売店でのヒアリング、フィードバック、ミーティング、スケッチを重ねた」と話していた。

販売現場では、若年層のユーザーが増えていることや、最初の外観印象で購入を決めていることが多いことを知り、新たなデザインで訴求することを決定。今回の2モデルは、耕うん機を操る楽しさ、わくわく感などが新デザインで表現されたという。

《レスポンス編集部》

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