【ニューヨークモーターショー16】日産 GT-R 2017年型、走行性能も改良…究極の GT-R へ

自動車 ニューモデル モーターショー
日産 GT-R の2017年型
日産 GT-R の2017年型 全 20 枚 拡大写真

日産自動車が3月23日、米国で開幕したニューヨークモーターショー16で初公開した『GT-R』の2017年モデル。2007年の発売以来、最大規模となる内外装のデザイン変更だけでなく、新技術の採用によるさらなるドライビングパフォーマンスの向上が注目できる。

GT-Rの心臓部、「VR38DETT」3.8リットルV型6気筒ガソリンツインターボエンジンは、さらなるパワーを追求。気筒別点火時期制御を採用するなどして、最大出力570ps/6800rpm、最大トルク64.6kgm/3300-5800rpmを獲得する。このスペックは、現行の550ps、64.5kgmに対して、20ps、0.1kgmの上乗せとなる。

6速デュアルクラッチトランスミッションにも改良を施し、円滑なシフトチェンジと変速時のノイズ低減を追求。中速から高速域(3200rpm以上)において、スムーズな加速を実現した。また、電子制御バルブを搭載し、軽量化にも貢献する新設計のチタン製合金マフラーに加え、アクティブサウンドコントロールを採用。従来にない心地よいエンジンサウンドを提供する。

2017年モデルでは、コーナリング性能がさらに進化。ボディ剛性の向上により実現したよりしなやかで正確に動くサスペンションが、新デザインの20インチのY字スポークアルミ鍛造ホイールを装着したタイヤの接地性能を引き上げ、高速走行時の安定性を向上させた。

また、従来よりもさらにスムーズな乗り心地も実現。さらに、吸音材や遮音構造の徹底的な見直しにより、室内でのロードノイズや風切音を大幅に低減し、全ての速度域において、非常に高い静粛性をもたらしている。

日産自動車の田村宏志チーフプロダクトスペシャリストは、「新しいGT-Rは、いつでも、どこでも、最高のドライビングエクスペリエンスを与えてくれる、究極の性能を追求したスーパースポーツカー。今回、パフォーマンスのさらなる向上とともに、ドライビングエクスペリエンスの新たなレベルを追い求め、広範囲の改良を行った。最高のパフォーマンス、より洗練されたスタイリングとともに、輝かしいレースの歴史を持つ究極のGT-Rを、自信を持って届けていく」とコメントしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ『スーパーEV』世界初公開へ、小型EVで「運転の楽しさ」提案
  2. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  3. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  4. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  5. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る