【ジャカルタモーターショー16】海外初生産の新型 シエンタ、現地スタッフが手掛けるローカライズ

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全体に腰高を感じるのは車高を20mm上げたことによる
全体に腰高を感じるのは車高を20mm上げたことによる 全 15 枚 拡大写真

2015年7月よりインドネシア国内でのデリバリーが発表された新型『シエンタ』。日本で生まれた車種であるが、隅々まで現地スタッフによるローカライズが進められているのも大きな特徴だ。それはどんな部分に及んでいるのか

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トヨタの常務役員でアジア・中東・北アフリカ本部本部長である福井弘之氏は、「新型シエンタは現地スタッフとの共同作業によって生み出されたクルマ」であることを強調している。つまり、従来のように日本側だけで車両開発を行うのではない。自国で使うことを前提にインドネシア人スタッフが開発に加わり、適切なローカライズを徹底してきたのだ。

まず車高だ。もともと新型シエンタは低床を大きなウリとしているが、インドネシア国内の道路事情を考慮して日本仕様の1675mmから20mm上げて1695mmとした。これは日本の4WD仕様と同じスペック。確かにシエンタでは車高が幾分腰高に見えるし、ホイールアーチをチェックすればその差ははっきり分かる。

エアコンも強化された。インドネシアは一年中30度を超える気温が続く。それだけに日本仕様のシングルフローでは心許ない。そこで、後席用に専用エアコンを搭載するダブルフローとした。また、助手席側のアッパーボックスにはエアコンの冷風を使ったクールボックスとしての利用も可能になってもいる。

外観デザインではエアロパーツに違いがある。最上級グレード「Q」に限っては、インドネシア人デザイナーの手による特別仕様を装着し、日本仕様とは大きく異なった印象を与えている。ボディカラーもインドネシアでの販売を考慮し、ダークブラウンマイカメタリック(M)、クォーツブラウンM、オレンジMなどの専用色を用意。逆に日本仕様にあるレモンイエローやグリーンマイカMといった派手めのカラーリングは採用されていない。

トランスミッションは日本仕様と同じCVTを採用するが、6速マニュアルを追加してシフト位置をフロア側に移動。これに伴ってエアコン周辺のデザインも専用としている。また、AVシステムもナビ機能こそ搭載しないものAndroid端末がワイヤレスで使えるMiracastに対応する。

元々小型MPVの人気が高いインドネシア自動車市場にあって、7人乗りの新型シエンタはまさにそのど真ん中に投入される。日本で人気の車種がローカライズによって、魅力度はさらに高められたわけで、その販売実績の動向が注目される。

《会田肇》

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