【VW パサート GTE】1700kg超えセダンであることを忘れるブースター、GTEモードをオン

自動車 ニューモデル 新型車
VW パサートGTE 発表・試乗会(千葉・袖ヶ浦フォレストレースウェイ、6月7日)
VW パサートGTE 発表・試乗会(千葉・袖ヶ浦フォレストレースウェイ、6月7日) 全 40 枚 拡大写真
袖ヶ浦フォレストレースウェイで開催されたフォルクスワーゲンのPHEV『パサートGTE』『パサートGTEヴァリアント』試乗会では、“GTIの走り”を凌駕する迫力のダッシュを体感した。「退屈なハイブリッドに終わりを告げる」とうたうGTEの走りは、スイッチひとつで始まる。

シフトノブの左側、控えめに付く「GTE」というスイッチを押すと、エンジンとモーターに勢いが付く。EV、HVの各モードを試したあと、最後にこのGTEモードで袖ヶ浦フォレストレースウェイの内周コースを走ると、時間を忘れて何周も攻めながら走りたくなる。左右のパドルをカチカチと操り、アクセル全開でコーナーを立ち上がるときは、1700kg超えのセダンに乗っていることを忘れてしまうほど。エンジン版のパサートよりも260kgも重いのに、「その差を感じないほどクイックに走る」とトレーナーはいう。

「エンジンとトランスミッションがスポーツモードのマップに切り替わり、アクセル操作に対するエンジンレスポンスが向上する」というGTEモード。この日、ホームストレートでは「GTIに匹敵する走り」を確かめる“対決”も行われた。

用意されたクルマは、ゴルフGTIとゴルフGTE。ホームストレートをアクセル全開で走り、指定された停止位置に正しく止まるというレースだ。

このレースで明らかな違いを見せたのは、そのスタート直後の動き。電気モーターが主役のGTEは、アクセルを踏み込んだ瞬間にモーターがグルンと回る。エンジンだけのGTIは、スタートは少しだけGTEに遅れをとるが、そのあと2リットル直4ターボエンジンのパワーがじわりじわりと追い上げる。

そして指定された位置でのフルブレーキでは、ABSを作動させながら、短い距離でゴゴゴゴ…と止まる。レースは複数回行われたが、はっきりとした勝敗は決まらず、ほぼ互角。「重いぶん、GTEのほうが制動距離が伸びると思われそうだが、GTIと同じく“しっかりよく止まる”という一面も体験できたはず」とスタッフは伝えていた。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  3. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  4. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  5. V4エンジン搭載の新型ヤマハ『YZR-M1』登場に、SNSでは「ビリビリくるぜ!」「男の子はこういうの好きだよねー」など反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る