トヨタ プリウスPHV 新型、発売は10月26日…ソーラー充電、急速充電対応など新機能、17タイヤも初採用か

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ボディ色は「サーモテクトライムグリーン」を纏った新型「プリウスPHV」日本仕様
ボディ色は「サーモテクトライムグリーン」を纏った新型「プリウスPHV」日本仕様 全 18 枚 拡大写真

トヨタ自動車は、東京ビッグサイトにおいて6月17日まで開催された「スマートコミュニティJapan 2016」で、今秋販売予定の新型『プリウスPHV』の日本仕様車を初公開した。EV走行距離は2倍以上、太陽光パネルを搭載するなど、その先進技術には目を見張る。

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この車両はすでに今年3月のニューヨーク国際オートショーで公開された北米仕様「プリウスプライム」を日本仕様としたもの。ベースとなっているのは昨年12月から発売を開始した4代目「プリウス」だ。ボディ色はブルーだったニューヨークショーの公開車両とは異なる「サーモテクトライムグリーン」。これは現行プリウス他、多くのトヨタ車で採用されているイエロー系のカラーリングだ。

展示車両は当然ながら右ハンドルで、日本と欧州仕様のみに搭載予定の「ソーラー充電システム」をルーフ部分に装備。日本仕様にはCHAdeMO規格の急速充電システムもプリウスとしては初めて備えていた。搭載するリチウムイオン電池の容量は8.8kWhで、これは現行のプリウスPHVの約2倍。この結果、EV走行できる距離は現行モデルの26.4kmから60kmへ飛躍的に伸び、EV走行時の最高速度も現行モデルの100km/hから135km/hへとアップする予定になっている。なお、ハイブリッド走行時の燃費は37km/リットルとなる。

走行中にバッテリーをエンジンで発電して充電することもできるようになり、この機能を使えばバッテリーの電力を使いきってもEV走行は可能となる。深夜の帰宅にも重宝がられる機能となるに違いない。

ソーラー充電システムの最大出力は180Wと、3世代目プリウスに用意されていた換気用の3倍。これは、発電した電力をモーターの駆動用として利用できる世界初の「ソーラー充電システム」で、フル充電で最大4~5km程度の走行ができるという。災害時などいざという時に役立つ新機能と言えるだろう。トヨタ自動車 MS製品企画の北村嘉朗氏によれば「駐車中に自動充電が可能になるので、能力をフル活用するのであれば自宅を含め駐車する際は屋外が望ましい」とのことだ。

車体で現行プリウスと違うのはバックドアの構造だ。現行プリウスにはフレームにアルミ材が用いられているが、プリウスPHVではこれをカーボンに置き換えた。この採用について北村氏は「バッテリー等で重量増になっているのは確かで、少しでも軽量化を図るため」と説明した。バックドアを開けると内装部分にはカーボン柄が施してあり、それがすぐにわかった。手で触るとややくすんだ感触がカーボンであることを感じさせる。

内装は現行プリウスをベースとするが、センターには11.6型の大型ディスプレイのナビゲーションが備わる。ディスプレイはタテ型で進行方向を広く見せるタイプで、上下に分割してオーディオやエネルギーモニター、T-Connectメニューなどを表示させることもできる。また、新型プリウスPHVは定員を4名とした。これについて北村氏は「構造上5名乗車にできなかったわけではない。ゆったりと乗車できるようにすることで、プリウスとは格上のプレミアム感を出したかった」と話す。

また、カーゴルームは容量アップしたバッテリーを収めたため、現行プリウスよりも床面が高くなっている。床下収納もない。わずかに手前に充電用コネクターを収納する程度のスペースがあるぐらいだ。この高い床面のため、リアシートを倒した際はカーゴルームとしてフラットにはならない。段差はどうしてもできてしまうという。

ここで気になったのはタイヤのサイズ。今回出展されていた新型プリウスPHVには15インチが装着されていたが、これだと現行モデルと同じだ。もちろん、タイヤ幅の狭い15インチの方が燃費には良いのは言うまでもないが、個人的にはスポーティな17インチとの組み合わせも捨てがたい。奇しくもニューヨークで公開されたプリウスプライムには17インチが組み合わされていた。これについて質すと北村氏は「ラインナップとして準備する予定がある」と回答した。これは期待できそうだ。

展示された新型プリウスPHVが正式に発表されるのは10月26日を予定。明かされていない詳細なスペックもその時までお預けだ。とはいえ、ここまで公開されると、その時期が刻々と迫っていることを感じないではいられない。北村氏は「従来モデル以上の拡販は目指す」と話しているように、プリウスがPHV分野でも普及の立役者となる可能性は相当に高いと見るべきだろう。

《会田肇》

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