JR「秋の乗り放題パス」、今年は北海道新幹線オプション券も発売

鉄道 企業動向
JR全線の普通列車が利用できる「秋の乗り放題パス」が今年も発売される。写真は東北本線の普通列車。
JR全線の普通列車が利用できる「秋の乗り放題パス」が今年も発売される。写真は東北本線の普通列車。 全 2 枚 拡大写真

JR旅客6社は9月2日、「秋の乗り放題パス」を発売すると発表した。10月14日「鉄道の日」にあわせて発売されているJR普通列車専用のフリー切符。今回は北海道新幹線などを利用できるオプション券もあわせて発売される。

発表によると、10月8日から23日までの期間中、連続する3日間に限り、JR全線の快速・普通列車の普通車自由席、バス高速輸送システム(BRT)、JR西日本宮島フェリーが自由に乗り降りできる。発売額は大人7710円・子供3850円。9月17日から10月21日まで発売される。

JR線以外の鉄道路線は原則として利用できないが、青い森鉄道線の青森~八戸・青森~野辺地・八戸~野辺地の各区間は、快速・普通列車の普通車自由席に乗車して通過利用する場合に限り利用できる。あいの風とやま鉄道線の高岡~富山間とIRいしかわ鉄道線の金沢~津幡間も、快速・普通列車の普通車自由席に乗車してJR線へ通過利用する場合に限り利用できる。

新幹線を含む特急列車やグリーン車などは、特急券やグリーン券などを別に購入しても利用できない。ただし、快速・普通列車のグリーン車自由席はグリーン券を別に購入すれば利用できる。快速・普通列車の普通車指定席やホームライナーなどを利用する場合は、別に指定席券や乗車整理券を購入する必要がある。

また、奥羽本線の新青森~青森間と石勝線の新夕張~新得間は、各区間内相互発着の場合に限り、特急・急行列車の普通車自由席を利用できる。日南線・宮崎空港線の宮崎~宮崎空港間でも特急列車の普通車自由席を利用できる。

前年までの「秋の乗り放題パス」では、津軽線・海峡線(津軽海峡線)の蟹田~木古内間でも、在来線の特急・急行列車の普通車自由席を利用できたが、今年3月26日の北海道新幹線開業で特急・急行列車が廃止されたことから、今回は「秋の乗り放題パス北海道新幹線オプション券」(大人2300円・子供1150円)があわせて発売される。

オプション券は「秋の乗り放題パス」と組み合わせて利用する場合に限り、北海道新幹線の奥津軽いまべつ~木古内間の普通車と、道南いさりび鉄道線の木古内~五稜郭間の普通列車が1枚につき片道1回だけ利用できる。発売期間と利用期間は「秋の乗り放題パス」と同じ。同様のオプション券は今春以降の「青春18きっぷ」でも発売されている。

《草町義和》

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