携帯電話で操作するドローンを使って買い物代行…離島で実証実験へ

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セルラードローンを活用した買い物代行サービスの実証実験の概要
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NTTドコモは、MIKAWAYA21、エンルートと、携帯電話ネットワークを利用するドローン「セルラードローン」を活用して買い物代行サービスの実証実験を福岡市内の離島で11月から実施することで合意した。

実証実験は、国家戦略特区に指定されている福岡市も協力し、携帯電話ネットワークを利用して、セルラードローンの長距離目視外運航によるサービスの実現性、上空のドローン周辺の通信品質、地上の携帯電話ネットワークへの影響を検証するもの。

サービスでは、離島におけるシニア、子育て世帯に対し、電話で依頼を受けた商品を自宅まで配達するサービスにセルラードローンを活用するもの。サービスイメージとしてシニア&子育て世帯から注文を受け、商店が商品を準備・積荷を行う。オペレーションセンターで離陸準備完了が報告され、セルラードローンに遠隔で飛行指示を行う。あらかじめ設定した目的地にドローンを飛ばし、中継拠点にて荷物を下ろす。荷物を短距離用ドローン、またはトラックへ積み替えて各自宅へ宅配する。

MIKAWAYA21が、実証実験を通じ、利用者の利用実感からサービスにおける課題を抽出することによって、実現性やサービス性の向上を検証する。エンルートは、セルラードローン開発と操縦を行い、実証実験で得られるデータから、セルラードローン機体の制御・監視の精度を向上させ、有用性の検証を行う。

NTTドコモは、セルラードローンに搭載する携帯電話端末と回線提供や、携帯電話ネットワークに関するモバイル技術を提供し、実証実験で得られるデータから携帯電話ネットワークへの影響を検証する。

実証実験では、福岡市内にある能古島と九州本島間の約2.5kmの飛行航路、能古島島内で実施する。期間は11月から12月までの予定で、その後、各社が実験結果について様々な観点から評価し、2018年度を目標に商用化に向けた検討を行う。

《レスポンス編集部》

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