トヨタ自動車は10月31日、トヨタスマートセンター、トヨタビッグデータセンター、金融・決済センターの上位に、モビリティサービスに必要とされる様々な機能を備えたモビリティサービス・プラットフォーム(以下、MSPF)の構築を推進すると発表した。
MSPFは、トヨタがこれまでライドシェアなどのモビリティサービス事業者と提携する際、開発、提供していた車両管理システムやリースプログラムといった個別の機能を包括したプラットフォーム。今回の発表は、カーシェア等のモビリティサービスの普及を踏まえたもの。
今後、提携する事業者は、このプラットフォーム内の機能をサービス内容に応じて利用する。これにより、いっそう便利で細やかなサービスを顧客に提供していくことが可能になる。
さらにトヨタは今後、このMSPFをカーシェアやライドシェアといったモビリティサービスのほか、テレマティクス保険など、様々なサービス事業者との連携に活用していく。
トヨタの専務役員で「コネクティッドカンパニー」の友山茂樹 社長は、「トヨタはモビリティサービス・プラットフォーマーとして、あらゆる企業、サービスとオープンに連携し、より便利で安心な移動を顧客に提供するべく、新たなモビリティ社会の創造へ貢献していきたい」と語っている。