【ユーロNCAP】ヒュンダイのプリウスハンター、最高評価…アイオニック

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欧州で唯一、公的な衝突テストを行うユーロNCAPコンソーシアムは11月末、ヒュンダイの“プリウスハンター”こと、『アイオニック』の衝突安全テストの結果を公表した。最高評価の5つ星と認定している。

ユーロNCAPの衝突テストは、前面オフセット64km/h、側面50km/h、ポール衝突29km/h、歩行者衝突40km/hで行う。日本や米国の基準とほぼ同じ、世界で最も厳しい条件で実施される衝突テスト。

2009年2月、ユーロNCAPは新評価システムを導入。評価の4項目に応じて、ポイントが配分される。最新の制度では、最重要視される「成人乗員保護性能」に、ポイントの40%を配分。「子ども乗員保護性能」と「歩行者保護性能」、エアバッグやABS、ESCなどの「安全補助装置」の3項目には、各20%を配分する。

最高の5つ星を得るためには、「成人乗員保護性能」で80%以上、「子ども乗員保護性能」で75%以上、「歩行者保護性能」で60%以上、「安全補助装置」で50%以上のポイントを獲得するのが条件。4項目のひとつでも、基準のポイントを下回り、4つ星以下となった場合、総合評価で5つ星と認定されない。

ヒュンダイ アイオニックのテスト結果は、成人乗員保護性能が34.9点(91%)で、5つ星の条件に適合。子ども乗員保護性能は39.4点(80%)で、5つ星の条件を満たす。歩行者保護性能は29.8点(70%)で、5つ星に該当。安全補助装置は9.9点(82%)と、5つ星に必要な50%を上回った。

この結果、アイオニックは、ユーロNCAPの総合評価において、最高の5つ星と認定。ユーロNCAPは、「自動ブレーキは高めの速度でも作動。ユーロNCAPのテストで優れた結果を残した」とコメントしている。

《森脇稔》

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