タカタの格付を3段階引き下げ、スポンサー選定難航で…日本格付研究所

自動車 ビジネス 企業動向
タカタのエアバッグリコール対象となっているホンダ アコード(資料画像)
タカタのエアバッグリコール対象となっているホンダ アコード(資料画像) 全 1 枚 拡大写真

日本格付研究所は、欠陥エアバッグ問題で業績が悪化しているタカタの格付を3段階引き下げた。

タカタの長期発行体格付をBBマイナスからBマイナス、債権格付もBBマイナスからBマイナスに3段階引き下げ、格付の見通しについては「ネガティブ」を継続する。

タカタの足元の収益は堅調に推移しているものの、一部自動車メーカーからの新規受注停止が長引いており、中期的な収益減少の可能性が高まっている。現在は、自動車メーカーがリコール費用を立て替えているため、隠れ債務が積み上がっている。このため、財務面では銀行からの借入金残高が維持されているものの、2017年に償還期日を迎える社債償還資金を確保できるか予断を許さない状況。

経営再建のため、スポンサー選定に時間を要しており、経営基盤の安定化に向けた進捗がみられないことを懸念、今回長期格付を引き下げた。

また、経営再建については一層不透明感が強くなっていることから、長期発行体格付の見通しはネガティブを継続する。

日本格付研究所では、再建に向けた取り組み、調査リコール費用の負担及び訴訟の動向などに加え、財務面での対応状況をフォローし、格付に反映していくとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  2. BMW『8シリーズ』初代オマージュの「エディション M ヘリテージ」登場、世界限定500台
  3. インフィニティが「中型SUVクーペ」のコンセプト公開、モチーフに「竹林」と「歌舞伎」
  4. 街乗りでも効く! ペダルタッチをカチッと仕上げるフルード活用術~カスタムHOW TO~
  5. 狭い道! 制限1.7mでコンクリートブロック付き、道幅は5mあるけど?…東京都板橋区
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る