東武SL列車プロジェクト、譲渡車両の最終便 DE10 1099 が引き渡し回送

鉄道 企業動向
大宮工場で活躍していたころのDE10形1099号機
大宮工場で活躍していたころのDE10形1099号機 全 5 枚 拡大写真

2017年夏の運転開始を目指して整備がすすむ東武鉄道SL復活運転プロジェクト。C11蒸機が北海道から、客車が香川から、車掌車が愛知・鳥取からと、続々と東武に車両が渡ったが、その最後となるDE10ディーゼル機が、東武へ向けて回送されている。

東武鉄道に渡るディーゼル機関車 DE10形1099号機は、日本車輌製造(愛知県)で1971年に落成。国鉄の福知山機関区、米子機関区、JR東日本の田端運転所、宇都宮運転所などを経て、大宮総合車両センター(大宮工場)の入換機として10年ほど活躍。場内の電車や機関車と連結するための双頭連結器や、キャブ上にメガホン型のスピーカーをつけるなどで、異彩を放っていた。

同機は東武向けの整備のため、JR車両の製造・改造・整備・解体などを行う秋田総合車両センター(AT)に入場し、ほぼオリジナルの塗装のまま出場。大宮工場時代にあった双頭連結器やスピーカーはない。

高崎機関区に所属するEH200形電気機関車に牽引されて首都圏まで戻ってきたDE10 1099は、セカンドキャリアの舞台、東武鉄道へと渡る。秩父鉄道を経由して東武の線路に入るか。

東武博物館 名誉館長の花上嘉成氏のコメントによると、12系・14系客車6両と車掌車2両は東武博物館が保有、DE10 1099ディーゼル機関車は東武鉄道が保有するという。

《レスポンス編集部》

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