【イクリプス「録ナビ」】トリプルコアと新インターフェースが軽快な使い勝手をもたらす

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イクリプスの最新ナビ「録ナビ」の主力機種「Dシリーズ」
イクリプスの最新ナビ「録ナビ」の主力機種「Dシリーズ」 全 20 枚 拡大写真

スムーズな操作を実現するトリプルコアをカーナビ初搭載

富士通テンからイクリプス『録ナビ』をはじめとした新タイプのAV一体型ナビ6機種が誕生した。プラットフォームを一新してCPUにトリプルコアを採用し、「Dシリーズ」にはドライブレコーダー(ドラレコ)を内蔵する。今後のカーナビの方向性を示すその実力を検証した。

【画像全20枚】

ラインナップは大きく「Dシリーズ」「Sシリーズ」「Rシリーズ」の3タイプに分けられる6機種。ボディサイズは幅200mmのワイド2DIN、幅180mmの2DINの2タイプからそれぞれが選べる。ボディ形状をこの2タイプに絞り込んだことで、より多くの車種に取り付けることを意識したラインナップとなった。

CPUにはカーナビ初となるトリプルコアを搭載しており、動画を再生しながらナビ操作をしたり、地図のフリック(スクロール)、ピンチ(拡大・縮小)などにも対応する。指を軽くなぞるだけで地図はスムーズに動き、メニュー操作でのもたつきもほぼ皆無。インターフェイスも一新されて使いやすさは大きくアップしたと言っていいだろう。

ディスプレイはすべて7型ワイドVGA(800×480ドット)で、タッチパネルは静電容量方式を採用。大画面仕様は用意しなかったが、ディスプレイを光沢パネルとすることで、色鮮やかに引き締まった黒を際立たせて見やすさを重視。デザイン面ではワイド2DINモデルが採用したフルフラットデザインを採用し、画面や操作ボタン部に段差や仕切りのないスタイリッシュさをもたらしている。

全機種とも通信による“つながるナビ”機能にも対応した。「自動地図更新」「サーバー情報検索」「目的地周辺駐車場検索」機能が利用でき、Wi-Fiによるスマホ接続でこの機能に対応する。特にSシリーズは通信ユニットを同梱しており、スマホなどと接続することなくこの機能が利用できる。

地図データ更新方法は従来と基本的に同じだ。差分更新作業は利用中にデータをダウンロードし、エンジンをOFFにしてから最大10分間にわたって書き換えを行い、更新したデータは次回起動時により利用できる。この更新は全国の道路を対象だが、施設情報は対象とはなっていないため、これとは別に有償による全データ更新が必要となる。

自動地図更新のサービス期間は2019年10月末まで無料で、それ以降は2年ごとに有償更新となる。具体的には通信ユニットを持つSシリーズは通信サービスの契約更新が、Wi-Fiで更新を行うDシリーズとRシリーズは全地図更新を行うことでサービスが延長される仕組みだ。全地図更新は19年11月以降に行われる予定となっている。

AV機能では、4チューナ×4アンテナ方式で安定した受信ができる地上デジタル(12セグ/ワンセグ)受信に対応し、DVDビデオ再生が可能なDVD/CDドライブやAM/FMラジオ、Bluetooth受信も可能。CDのリッピングはSDカード上に最高4倍速で行え、通信機能を使って取り込んだ音楽ファイルの曲名情報などを付与できる。この情報はルートガイド中でも表示可能となっている。

細部まで使いやすさと安心安全にこだわった設計

試乗はドラレコ内蔵の「Dシリーズ」で行った。使ってまず気付くのがスムーズな動作だ。新採用のインターフェースは構成がわかりやすく、メニューを押してからの操作も迷うことなく入力ができる。たとえば目的地を検索するときは、画面右上にある「機能」を押せば“クイックメニュー”的な使い方ができ、地図の表示設定や案内ルートの変更等もここから行える。

目的地検索では1~2秒ほど待たされるが、画面の切り替えも素早いので使用上のストレスは感じさせない。住所検索では各都道府県にある“郡”を省いて町村名で並べられ、番地の数字入力や50音入力での“曖昧検索”にも対応していた。さらに“つながる”サービスは、スマホアプリ『CarafL』を使った検索も可能で、「○○にあるラーメン店」といったコマンドにも対応できる。

ルートガイド中の案内は、都市高速での入口案内や複雑な分岐点でこそ3D表示を行うものの、一般交差点では拡大を表示するのみ。しかし、分岐点までのアプローチもバーグラフと距離表示でガイドするのでわかりにくさは感じない。また、従来から搭載していた一時停止などの交通標識の表示も継続して搭載。見知らぬ土地へ出掛けたときの安心感は大きい。交通情報系では新たに「VICS WIDE」への対応をイクリプスとして初めて果たし、交通情報の拡充はもちろん、災害発生時は電波によるスピーディな表示を可能としている。

位置精度も満足できるレベルにあり、都市高速と一般道が並行する道路での正確な現在地も表示できたし、地下の周回路から出発した場合でのズレもほとんど発生していない。ただ、23区内の一般道での高低差認識には対応できていない様子だった。

また、オーディオの簡単な操作、たとえばトラックサーチやモードの切り替えといった操作も画面上から簡単に行える。軽快な操作と使いやすさを考慮したインターフェースの組み合わせは、使うほどに馴染んでくる“新次元”の仕上がりを感じた。

その他、パーキング時にドライバーをアシストする「カメラ機能拡張BOX」もオプションで用意した。これはリアビューカメラの機能を高めるために用意されたもので、バックアイカメラ「BEC113G/BEC111」を接続することで3つの駐車支援機能(「進行方向予測線」「障害物検知」「視点切り替え」)を追加できるのだ。市販ナビでこの機能が追加できる魅力は大きい。

《会田肇》

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