カーオーディオ『システムアップ術』研究…車内の静音化も音に効く

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
「車内静音化」に使える、“デッドニング”部材の一例、『STP』の部材。
「車内静音化」に使える、“デッドニング”部材の一例、『STP』の部材。 全 1 枚 拡大写真

カーオーディオでは、『システムアップ』を重ねていくことで、都度、音質が向上する感動を味わえる。日々良い音で音楽を楽しみつつ、さらには『システムアップ』にもコツコツ取り組むと、カーオーディオをより深く楽しむことが可能となるのだ。

当短期連載では、そのコツを、1つ1つ解説してきた。今回はその9回目として「車内静音化」という『システムアップ術』にスポットを当ててみる。

■エンジン音が静かになって、しかし逆に車内がノイジーになっているのは、なぜ?

これまで、ユニットを追加する『システムアップ術』と、ユニットの取り付け方を見直す『システムアップ術』を解説してきた。そして今回は、そのどちらでもない、もう1つの『システムアップ術』を取り上げる。それがこの、「車内静音化」という方法だ。

ところで最近のクルマは、エンジン音が静かだ。しかしながらそれゆえに、走行中のロードノイズや、雨天時の雨音等々が、以前にも増して気になる、というドライバーが増えている。エンジン音が静かな分、他の音が目立つ、という図式なのだ。

だがしかし、実を言うと理由はそればかりでもない。「省燃費を目指すために、以前よりも防音対策が軽めになっている」という傾向もある。重量ダウン、並びに、コストダウンが図られて、目に見えない部分の装備が軽くなっているという側面もあるのだ。

なお、ロードノイズはカーオーディオのグッドサウンドにとって大敵だ。単にうるさい、ということに加えて、低域側の音を“マスキング”してしまうからだ。ロードノイズ自体が低周波であるので、低域に覆い被さり、低音楽器の音を聴こえにくくさせてしまうのだ。

しかしながら「車内静音化」を実行すれば、ロードノイズ対策に踏み込める。そして、雨音にも、風切り音にも対処が可能だ。

メニューはさまざま存在している。フロア全体の制振・防音、足元だけの部分防音、天井全体の制振・防音、トランクフロア、トランクリッド、さらにはボンネットやピラーなどなど。やろうと思えば、至るところで行える。そしてそれぞれで確実な効果が期待できる。

車内が静かになれば、オーディオのサウンドもよりクリアになっていく。それと同等に、場合によってはそれ以上に、ドライブの快適性も大きく向上する。静かであれば同乗者との会話もスムーズになり、とにもかくにも、居心地が良くなるのだ。メリットばかり、というわけなのだ。

■「車内静音化」は、“カーオーディオ・プロショップ”に頼むベシ!

では、「車内の静音化」に取り組みたいと考えたとき、どこに頼めばいいのだろうか…。答はズバリ、“カーオーディオ・プロショップ”だ。

“カーオーディオ・プロショップ”は、ドア内部のサウンドチューニングとしての“デッドニング”のノウハウを豊富に持っているのだが、そのノウハウは、そっくりそのまま「車内静音化」に流用できる。部材に関しても、“デッドニング”で使用する部材がそのまま使える。

“デッドニング”の部材には、いろいろな種類がある。振動を止めるための部材、音を遮断するための部材、音を吸い取る部材、さらには断熱・保温効果のあるものもある。“カーオーディオ・プロショップ”は、各部材の性質も熟知しているので、適材適所でそれらを使い分け、効果的に作業を進めることができるのだ。

ところで、“車内静音化”をハンドメイドで行おうとする方もいるだろう。自分で行って効果が得られれば達成感も大きく、DIYの醍醐味も味わえる。ただし、使用する部材は、あくまでも“カー用”の部材をチョイスすることをお忘れなきように。

場所によっては雨水が入り込むこともあれば、高温になる場所もある。そして、難燃性の部材を使うべきだ。

これらを考慮していないものを使うことは避けたい。せっかくの作業が、別の問題のタネとなってしまっては、あまりに悲しい。くれぐれも、“カー用”の部材を使ってほしい。

「車内静音化」には、いつやるべき、というセオリーはない。気になったときがやりどきだ。とは言いつつもどうせなら、早めに手を付けたほうがベターだろう。良い音を楽しむ環境作りは、先にすませておきたいところだ。

とはいえ、欲しいスピーカーがある、等々、他の『システムアップ』の計画があるのなら、その後に回しても、もちろんOKだ。

さて、当短期集中連載は、あともう1回、掲載予定だ。次回も、有効な『システムアップ術』をご紹介する予定だ。乞うご期待。

カーオーディオの醍醐味はココにあり! 『システムアップ術』研究!! 第9回「車内の静音化も音に効く!」

《太田祥三》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ23車種、ガソリンが漏れるおそれ…6月掲載のリコール記事まとめ
  2. スズキ『カプチーノ』復活の可能性!…軽規格を維持、FRレイアウトも継承か
  3. ホンダ23車種・3364台をリコール 低圧燃料ポンプ交換作業に不備
  4. 発表秒読み?…ホンダ『フィット』7月改良、4グレード構成に刷新か
  5. 三菱『パジェロ』新型のデザインはこうなる! 公式発表は2026年秋予定
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ◆終了◆6/25 次のステップを模索する中国自動車メーカーの戦略を俯瞰する
  2. ボッシュ日本、2025年度の売上高4600億円で4年連続最高記録を更新…ADAS・SDV強化が成長を牽引
  3. BMW工場にヒューマノイド「Figure 03」導入…フィジカルAIで全身協調制御
  4. BYD12万人の技術力と日本市場への本気度、補助金逆風下「ラッコ」の戦略とは…BYD Auto Japan 東福寺厚樹 代表取締役社長[インタビュー]
  5. バックミラーは「銀座4丁目」だった…電子ミラー最大手「ジェンテックス」が握る車内センシングの主導権
ランキングをもっと見る