18駅中10駅が国の登録有形文化財に…数多くの鉄道遺産を高く評価された小湊鐵道

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5月2日、松野文部科学大臣や小出市原市長らの来賓を迎えて行なわれた記念式典の様子。
5月2日、松野文部科学大臣や小出市原市長らの来賓を迎えて行なわれた記念式典の様子。 全 3 枚 拡大写真

小湊鐵道はこのほど、同鉄道内にある22の施設が国指定の登録有形文化財に登録されたと発表した。5月2日にその記念式典が起点の五井駅(千葉県市原市)で開催された。

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小湊鐵道は内房線の五井(ごい)と上総中野(千葉県大多喜町)を結ぶ全長39.1kmの地方鉄道。1925年3月に五井~里見間が最初に開業し、現在の五井~上総中野間が全通したのは1928年5月のことだった。沿線には関東の駅百選にも選ばれた上総鶴舞駅、サクラの名所として名高い無人駅の飯給駅など、古きよき昭和を思い起こさせる風景が随所に残っており、テレビドラマのロケ地としてもよく使われている。千葉県内の鉄道では銚子電鉄やいすみ鉄道と並ぶ「昭和スポット」的鉄道と言えるだろう。今回登録されたものは次のとおり。

●駅本屋(駅舎):上総村上駅、海士有木(あまありき)駅、上総山田駅、馬立(うまたて)駅、上総牛久駅、上総鶴舞駅、高滝駅、里見駅、月崎駅、養老渓谷駅
●隧道(トンネル):月崎第一隧道、大久保隧道、板谷隧道
●橋梁:第一柴の下橋梁、第二柴の下橋梁、第一養老川橋梁、第二養老川橋梁、第四養老川橋梁
●その他:五井機関区機関庫と鍛冶小屋、旧鶴舞発電所、上総鶴舞駅貨物上屋、月崎駅本屋旧下り線プラットホーム

今回選ばれた22の文化財は、いずれも大正末期から昭和初期に建設されたもので、小湊鐵道開業当時の雰囲気を色濃く残している。とくに駅舎は18駅中10駅が選ばれているが、駅の近代化が進む時代、ひとつの鉄道にこれまだけまとまった木造駅舎が残っていることはきわめて稀で、この点も高く評価されたと思われる。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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