ダイムラー、北京汽車との戦略的提携を強化…EVの生産準備

エコカー EV
メルセデスベンツ・ジェネレーション EQ
メルセデスベンツ・ジェネレーション EQ 全 3 枚 拡大写真

ドイツの自動車大手、ダイムラーは6月2日、中国の北京汽車(BAIC)との戦略的提携関係を強化すると発表した。

今回の戦略的提携関係の強化は、2つの柱で構成される。ひとつは、ダイムラーと北京汽車の中国合弁会社で、メルセデスベンツを現地生産している北京ベンツの工場に、新たな投資を行うこと。製造設備を更新し、EVなどの新エネルギー車の生産に備える。

もうひとつは、ダイムラーが北京汽車の子会社で、EVの開発と生産を手がける北汽新能源に出資すること。ダイムラーはこの出資を通して、中国における新エネルギー車の開発を促進していく。

中国政府は自動車政策として、新エネルギー車(NEV)の普及を目指している。具体的には、EVやプラグインハイブリッド車(PHV)を2020年までに、200万台普及させるのが目標。新エネルギー車の販売の割合も、2025年までに2割へ引き上げることを狙う。

ダイムラーの中国担当、Hubertus Troska取締役は、「本日締結された枠組み合意は、新エネルギー車の観点から、両社の協力の新たな章となる。中国は現在、すでに世界最大の新エネルギー車市場であり、ダイムラーは中国におけるeモビリティのさらなる発展に貢献することを約束する」と述べている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  2. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  3. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  4. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る