【フランクフルトモーターショー2017】メルセデス、ほぼ市販状態の燃料電池車を初公開へ… GLC ベース

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メルセデスベンツ GLC F-CELL のプロトタイプ車
メルセデスベンツ GLC F-CELL のプロトタイプ車 全 4 枚 拡大写真

メルセデスベンツは8月21日、ドイツで9月に開催されるフランクフルトモーターショー2017において、メルセデスベンツ『GLC F‐CELL EQ パワー』を初公開すると発表した。

メルセデスベンツは2016年夏から、SUVの『GLC』ベースの燃料電池プロトタイプ車、『GLC F‐CELL』を使用して、開発テストに取り組んできた。フランクフルトモーターショー2017で初公開されるGLC F‐CELL EQ パワーは、ほぼ市販状態の燃料電池車となる。

GLC F-CELLの大きな特徴は、世界初の外部充電が可能なプラグイン機能付きの燃料電池車という点。バッテリー(二次電池)は、家庭および充電ステーションで充電できる。二次電池は、蓄電容量およそ9kWhの大容量リチウムイオンバッテリーで、車体後部に搭載。この効果で、最大50kmのゼロエミッション走行を実現する。

また、2本の水素タンクは床下に配置。強固なカーボンファイバー製のタンクには、およそ4kgの水素が700バールの高圧で充填される。水素の充填に要する時間は、およそ3分。50kmのEVモードに加えて、水素と酸素で発電することにより、GLC F-CELLは最大500kmの走行を可能にする。

GLC F‐CELL EQ パワーは、2017年内に市販される見通し。メルセデスベンツは、「GLC F‐CELL EQ パワーは、航続の長さと水素補充時間の短さのような機能的長所を併せ持つ」と説明している。

《森脇稔》

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