ダイムラー、ナノテクノロジー企業と戦略提携…高効率バッテリーをEVに採用へ

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FUSOのEVトラック、eCanter
FUSOのEVトラック、eCanter 全 1 枚 拡大写真

ダイムラーは9月14日、イスラエルに本拠を置くStoreDot社に投資を行い、戦略的提携を結ぶと発表した。

2012年に設立されたStoreDot社は、ナノテクノロジーの先駆的企業。イスラエルのテルアビブに本拠を置き、主に充電とエネルギー貯蔵物質を扱っている。

今回の投資による戦略的パートナーシップの締結は、急速充電の分野に焦点を当てるもの。StoreDot社の「FlashBattery」は、給油と同じく数分以内にEVへの充電を可能にする技術。さらに、FlashBatteryは、高い電力回生特性を持ち、制動エネルギーの効率的な使用により、EVの航続を伸ばし、充電頻度を減らす。

両社は、ダイムラー傘下の商用車ブランド、FUSOの次世代『eキャンター』に搭載する技術を共同開発する方針。充電時間の短縮により、商用車の高い稼働率を実現していく。

2017年の初め、StoreDot社は、新しい有機化合物とナノ素材の組み合わせにより、EV用バッテリーが5分で充電できるコンセプトを発表。同社の新しいバッテリーは開発の進んだ段階にあり、現在設計段階にあるEVに搭載される予定。

《森脇稔》

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