EVでも暖かいヒーター新開発…航続延長効果も…ボルグワーナー

エコカー EV
ボルグワーナーが新開発したEV向けヒーター
ボルグワーナーが新開発したEV向けヒーター 全 1 枚 拡大写真

ボルグワーナーは9月27日、高電圧のPTC(ポジティブ・テンペラチャー・コ・エフィシェント)キャビンヒーター技術を新開発した、と発表した。

ボルグワーナーの技術は、エネルギーを有効に利用し、車内を速やかに暖めるためのもの。利用できる廃熱が少ない場合は、車内を暖めることが難しくなる。これは、EVのデメリットとされる。

そこでボルグワーナーは、EV向けの高圧キャビンヒーターを開発。廃熱に頼らずに送風機から送られる空気を暖め、無臭の温風を送ることで快適な車内環境を提供しながら、高効率のオペレーションでバッテリーの消費を抑える。

ヒーターコアには、セラミックのPTCコンポーネントを使用。暖房が最も必要とされる低温時に、暖房出力が上昇する自動制御機能も備える。車内の温度が上昇して暖房が不要になると、出力が自動的に低下。最大7kWのヒーター設計は、デュアルゾーン機能でシングルゾーン機能よりも効率的に車内を暖め、暖房・換気・空調システムをほぼ無音で稼働させることができる。

ボルグワーナーによると、新開発ヒーターが、EVの航続を延長する効果を発揮するという。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 2人乗りの特別なトヨタ『シエンタ』登場に「日本一周したい」「こういうの欲しかったんだよ」など反響
  2. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
  3. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  4. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
  5. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る