米国エネルギー省は10月10日、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)との間で、燃料電池車や水素ステーションの普及拡大に向けて協力することで合意した、と発表した。
米国では、カリフォルニア州を中心に燃料電池車の導入が進んでいる。すでにトヨタは『ミライ』(MIRAI)、ホンダは『クラリティ・フューエルセル』の販売を開始した。
また、米国では、燃料電池車と水素ステーションを普及するための官民パートナーシップ、「H2USA」が立ち上がった。燃料電池車の普及に向けた取り組みが、進展を見せている。
今回、米国エネルギー省のFCTO(燃料電池技術室)とNEDOは、燃料電池車や水素ステーションの普及拡大に向けて協力することで合意。燃料電池車の市場環境整備の促進に向けた安全性に関するデータや、水素ステーションの効率的な運用方法の検討など、両者が保有する情報の交換を積極的に行い、協力体制を築いていく。