【フォーミュラE】小林可夢偉、12月2-3日の香港連戦に意欲…ぶっつけ本番に近くとも不安なし「いいレースをしたい」

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
小林可夢偉がフォーミュラEに初参戦する(写真は17年スーパーフォーミュラ)。
小林可夢偉がフォーミュラEに初参戦する(写真は17年スーパーフォーミュラ)。 全 6 枚 拡大写真

15日、小林可夢偉がフォーミュラEの2017/2018シーズン第1&2戦に出場することが公表された。12月2~3日、香港の市街地コースを舞台にした開幕連戦に「MS&ADアンドレッティ」チームから参戦する。

電気自動車のフォーミュラカーレースシリーズ「FIAフォーミュラE選手権」は、17/18シーズンが第4季。欧州を中心に自動車メーカーの注力度が徐々に増すなど、その存在感を上げ続けているカテゴリーだ。

参戦ドライバーも、元F1ドライバーやWEC(世界耐久選手権)との掛け持ち参戦ドライバーを中心にハイレベルなことがフォーミュラEの特徴。17/18シーズンからは日本にも馴染み深い世界的名手アンドレ・ロッテラーがついに参戦を開始するなどの話題があるが、そこに可夢偉登場との報が飛び込んできた。

可夢偉が香港連戦で加わるのは米国籍のチーム、MS&ADアンドレッティだ。アンドレッティといえば、現在はマイケル・アンドレッティ(1991年CART=当時のインディシリーズ王者)が率いる米国の大御所陣営のひとつ。佐藤琢磨が今年のインディ500を制覇した時の所属陣営でもあり、日本との縁もなにかと深い(フォーミュラEのアンドレッティチームはメインスポンサーが日本の保険大手「MS&AD」)。

マイケル・アンドレッティは「可夢偉はF1やWECで彼の力を見せつけてきている。フォーミュラEでも完璧な次のステップを演じることだろう」との旨を語り、大きな期待を示している。

カーナンバー27のマシンを駆り、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタのチームメイトとして香港連戦に出場する可夢偉は、自身の公式サイトに以下のようなコメントを発表している。

「今回、フォーミュラE香港大会に参戦する機会を作ってくれたチームオーナーのマイケルとアンドレッティ・フォーミュラEチーム、そしてMS&ADをはじめとするスポンサーとパートナーのみなさまに感謝します。アンドレッティは世界的に著名なレーシングファミリーであり、その一員としてフォーミュラEのデビューレースを戦えることを光栄に思います」

「正直なところ事前にきちんとしたテスト走行をせずにレースに挑むのは簡単なことではありませんが、チームも最大限のサポートをしてくれているので不安はありません。香港ではいいレースをしたいと思います。応援よろしくお願いします」

近年の可夢偉はスーパーフォーミュラとWECが活動の中心だが、今年はSUPER GTにもスポット参戦、スパ・フランコルシャン24時間レースにも出場するなど、さらに活動の幅を広げてきた。ぶっつけ本番に近い状況での参戦にはなるようだが、フォーミュラEという新たなステージで彼がどんな走りを見せてくれるのか、大いに楽しみである。

《遠藤俊幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. スバルマークの方が似合う? 新型ダイハツ『ムーヴ』のスバル版にSNSも注目!
  3. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  5. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
ランキングをもっと見る