日産、完成検査の不適切事案を報告 17日14時30分に国交省へ

自動車 ビジネス 企業動向
石井啓一国交相(17日・霞が関)
石井啓一国交相(17日・霞が関) 全 1 枚 拡大写真

石井啓一国土交通相は17日、日産自動車が同日午後に同自動車局を訪れ、完成検査の不適切事案に関する報告を行うことを明らかにした。

国交省は9月29日に日産に対して、1か月を目途に報告を行うことを指示した。当初は関連会社の日産車体湘南工場への立入検査で発覚した補助検査員ら無資格者による完成検査についての報告だった。その後、不適切事案が拡大。同様の事態が国内6か所の生産拠点で行われていることなどがわかった。また、同社が不適切事案を解消したと明言した後にも無資格者の検査が続き、半月以上遅れる事態となった。

また、完成検査員を認定する検査でも、確認試験で問題と解答がいっしょに配布されるなど、検査を行う知識を有しているとはいえないずさんな認定が行われていたことに加えて、検査の水準を維持するために義務付けられている検査エリアの事前届け出についても無届だった。

これらの不適切事案は、同社単体では把握できず、第三者を含んだ調査委員の聞き取りなどを通じて明らかになった。報告書には、法令順守意識が極めて希薄だったことについての原因究明、今後の対策が盛り込まれている。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  3. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  4. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  5. 『GRカローラ』『フリード』『ソリオ』の走りを変える! ブリッツの「スロコン」「スマスロ」が適合
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る