無免許に加えて酒気帯び---脇見運転で歩行者3人をはねる

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28日午前9時30分ごろ、埼玉県川越市内の国道254号で、道路左側の路側帯を歩いていた女性3人に対し、後ろから進行してきた軽ワゴン車が衝突する事故が起きた。3人は重軽傷。警察はクルマを運転していた男を逮捕している。

埼玉県警・川越署によると、現場は川越市大字砂新田付近で片側1車線の直線区間。車道と路側帯は樹脂製ポールで区分されている。30-40歳代の女性3人は道路左側の路側帯を歩いていたところ、後ろから進行してきた軽ワゴン車にはねられた。

3人は近くの病院へ収容されたが、頭部強打などの重軽傷を負った。クルマを運転していた同市内に在住する41歳の男にケガはなかったが、酒気帯びと無免許運転が発覚。警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕するとともに、道路交通法違反容疑でも調べを進めている。

聴取に対して男は「脇見をしていた」などと供述しているようだ。男の運転免許証は2年前に失効していた。警察では日常的に無免許での運転を繰り返していたものとみて、運転の実態について男を厳しく追及するとともに、飲酒した場所と量の特定も急ぐなど、事故発生の経緯を詳しく調べる方針だ。

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現場は昼夜を通して交通量が多い区間だが、段差のある歩道は設置されておらず、車道とは同じ高さで、樹脂製ポールで仕切られた路側帯となっている。

事故を起こしたことで逮捕された運転者は2年前に免許を失効させており、しかも事故当時は酒気帯び状態だったという。

主因は「脇見運転」のようだが、3人が重軽傷を負っており、無免許に加えて飲酒運転を行ったことで、「道路交通法を遵守する意識に欠ける」と判断され、重い刑罰が命じられる可能性も高い。

《石田真一》

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