市販EVベースによるワンメイクレース、世界初 ジャガー I-PACE eトロフィーが12月に開幕

エコカー EV
ジャガー I-PACE eトロフィー
ジャガー I-PACE eトロフィー 全 2 枚 拡大写真

ジャガーカーズは9月12日、世界初の市販車ベースのEVによるワンメイクレースシリーズを、2018年12月にサウジアラビアで行われる「フォーミュラE」第5シーズン(2018/2019)開幕戦から開催すると発表した。

このワンメイクレースに使用されるEVレーシングカーが、ジャガー『I-PACE eトロフィー』。同車は、ジャガーカーズ初の市販EV、ジャガー『I-PACE』ベースのEVレーシングカーとなる。

I-PACEは、モーターを前後アクスルに搭載し、4輪を駆動。合計で400psのパワーと、71kgmのトルクを引き出す。71kgmもの強力なトルクは、スポーツカーの『Fタイプ』の最強グレード、「SVR」とほぼ同数値。パワフルなモーターのおかげで、I-PACEは0~100km/h加速4秒の性能を発揮する。

またバッテリーは、リチウムイオンで、蓄電容量は90kWhと大容量。1回の充電での航続は、最大480km。充電時間は、急速チャージャーを使えば、バッテリーの80%の容量をおよそ40分で充電できる。

なお、このワンメイクレースシリーズは、「ジャガー I-PACE eトロフィー」と命名。開幕戦のサウジアラビアグランプリを皮切りに、シーズン中最大20台のレースカーが参加し、全10戦を戦う予定。フォーミュラE選手権と同じ市街地コースを舞台に、メインレース前に行われる、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  3. トヨタ RAV4 新型の競合は? 価格帯別にライバルを予想する
  4. メルセデスベンツ『ウニモグ』、低床仕様登場…荷台高1200mm以下で作業効率向上
  5. スズキ『ジムニー』、フランス最終モデルは55台限り…6月末に発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る