モトグッツィ、新型エンデューロツアラー『V85 TT』発売へ クラシックスタイルと最先端技術の融合

モトグッツィ V85 TT
モトグッツィ V85 TT全 16 枚

ピアッジオグループジャパンは、モトグッツィの新型オールテレーンモデル『V85 TT』を3月22日より受注開始し、6月上旬より発売すると発表した。

モトグッツィV85 TTは、1980年代のエンデューロスタイルと、近代的なツアラーの機能性を兼ね備えた、新型オールテレーンモデル。スモーク仕上げのウインドスクリーンは、優れたウインドプロテクション性能を発揮し、グリップガードが悪天候や寒さから手を保護。また、21リットルの大容量タンクを装備し、400km前後の航続距離を実現する。

新開発のシャシーは、アルミダイキャスト製ライダーステップサポートプレートを組み合わせた専用レイアウトの高張力鋼管製フレームを採用する。またアンダークレードルを廃止することで、最低地上高を増やしつつ重量を削減。オフロードおよびオンロード走行に必要な精度と剛性も備えた、堅固な専用エンジンマウントを採用する。

足回りは、アルミボックスタイプの左右非対称スイングアームを採用。シングルショックアブソーバーをシャシーと右スイングアームに接続することで、安全で直感的なライディングを実現するとともに、ダンパーとスプリングプリロードの調整を容易化。サスペンションは、オンロードにおける快適性を確保しながら、オフロード走行に応える前後約170 mmのホイールトラベルを実現している。

ブレーキシステムは、フロントが320mmステンレススチール製ダブルディスクとブレンボ製対向4ピストンラジアルマウントキャリパー、リアが260mmステンレススチール製ディスクと2ピストンフローティングキャリパーの組み合わせ、マルチマップタイプのコンチネンタル製ABSシステムによって制御。スポークホイールには、フロント110/80-19、リア150/70-17タイヤをスポークホイールに装着する。

パワーユニットは、チタンなども使用した新設計の空冷縦置きVツイン853ccエンジンを搭載。最高出力80HP、最大トルク80Nmのパワーをシャフトドライブにより後輪に伝達し、トルクフルな走りを実現する。また、3種類のライディングモード「ロード」「レイン」「オフロード」を導入。エンジンマッピング、ABS設定、MGCTトラクションコントロールキャリブレーション、ライド・バイ・ワイヤアクセルコントロールを最適制御し、安全性を確保する。

デジタルメーターは、スピード、タコ、距離、時計に加えて、選択ギア、気温、燃料計、平均/瞬間燃費、残走行可能距離なども表示。ディスプレイ横とシート下にはUSBポートも装備する。さらにマルチメディアプラットフォーム「MIA」にも対応。スマートフォンを車両に接続することで、ヘルメットインターコムを使用して音楽の再生や電話の発信/着信も可能にする。

価格は139万8600円から142万5600円。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついに生産終了、スズキ『Vストローム650』がなぜ今も「傑作マシン」と語り継がれるのか
  2. 外装も内装も「どピンク」な超高級SUV、ベントレー特注部門のスゴ技とは
  3. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  4. ジープ『チェロキー』新型、新写真からリアデザインが判明
  5. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る