ボルボカーズ、車両同士が互いに警告するコネクトを欧州全域で導入へ…クラウドに接続

滑りやすい道路に関する警告を行うボルボカーズの「スリッピーロードアラート」
滑りやすい道路に関する警告を行うボルボカーズの「スリッピーロードアラート」全 4 枚

ボルボカーズ(Volvo Cars)は4月15日、滑りやすい道路や危険について、車両同士が互いに警告するコネクトシステムを、2020年モデルから欧州全域で導入すると発表した。

滑りやすい道路に関する警告を行うのが、「スリッピーロードアラート」だ。前方を走行している車から路面情報を収集し、滑りやすい路面に近づいていることを警告する。道路上の危険について警告するのが、「ハザードライトアラート」。クラウドサービスに接続されている近くのすべてのボルボ車に信号を送り、事故を避けるためにドライバーに警告を発する。

ボルボカーズによると、今回の発表は自動車業界初のコネクテッドセーフティ技術によって可能になるもの。この技術によって、ボルボ車は互いに通信を行い、クラウドベースのネットワークを通じて近くの滑りやすい路面の状況や危険について、ドライバーに警告することができる。

ボルボカーズによる安全性調査では、実際の交通状況に合わせて速度を調整することで、事故のリスクを大幅に減らすことができるという。危険をあらかじめドライバーに警告し、時間に余裕を持って対応できるようにすることで、コネクテッドセーフティ技術は、ドライバーを支援し、交通安全を高めることができる。

ボルボカーズは、安全データをリアルタイムで共有する車両が増えれば増えるほど、道路の安全性は高まる、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  3. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  4. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  5. 『GRカローラ』『フリード』『ソリオ』の走りを変える! ブリッツの「スロコン」「スマスロ」が適合
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る