東武野田線の複線化が進捗、船橋-運河間にも急行…東武の2019年度設備投資計画

2019年度中には松戸市の六実駅と柏市の逆井駅の間が複線化されることになった東武野田線。写真は清水公園~梅郷間の高架工事区間を行く列車。
2019年度中には松戸市の六実駅と柏市の逆井駅の間が複線化されることになった東武野田線。写真は清水公園~梅郷間の高架工事区間を行く列車。全 5 枚

東武鉄道(東武)は4月26日、2019年度の設備投資計画を発表した。総額397億円を投入し「安全・安心で暮らしやすく、そして選ばれる沿線を目指します」としている。

このうち、大宮駅(さいたま市大宮区)と船橋駅(千葉県船橋市)を結ぶ東武アーバンパークライン(東武野田線)では、六実(むつみ)~逆井(さかさい)間約3.9kmの複線化が2019年度に完成する予定であることから、船橋~柏~運河間で2020年春にも急行の運行を開始するとしている。

同線では2016年から大宮~春日部間で急行の運行が始まっており、この複線化により東武野田線の大半で急行が走ることになる。

また、東武日光線で運行している『SL大樹』については、JR北海道から借り受けたC11形蒸気機関車207号機(C11 207)に続くもう1両のC11形の復元作業を進めるとともに、蒸気機関車の補機で使用するディーゼル機関車を新たに購入。下今市SL機関庫の拡張や、大谷向(だいやむこう)~鬼怒川温泉間昭和レトロ化工事の一環として、新高徳駅(栃木県日光市)のリニューアルを行なうとしている。

このほか、東京地下鉄(東京メトロ)日比谷線直通用の有料着席列車用に70090形4編成を導入。日比谷線直通用では70000系2編成を新製し、余剰となった20000系を20400形に改造し、東武日光線栗橋以北・東武宇都宮線へ5編成導入するとしている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  2. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  3. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  4. 【フィアット 600ハイブリッド 新型試乗】意外にもBEV版よりスムースで快適! 価格にも「親近感」…島崎七生人
  5. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  3. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
ランキングをもっと見る