三菱 アウトランダーPHEV で時短?「頑張りません。でも楽しみたい」なら電気を使えばいいじゃない

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旅エッセイスト国井律子が三菱アウトランダーPHEVを試した
旅エッセイスト国井律子が三菱アウトランダーPHEVを試した全 40 枚

はじめましてPHEV

メカに疎い旅エッセイストの国井律子です。また、いままでガソリン車しか所有したことのない旧式な私でもあります(現在わが家のクルマはキャンピングカー1台態勢。2台あるオートバイに至ってはキャブ車です……)。だから「PHEV」などと聞いてもピンと来ません。そんな私ですが、先だってレスポンス編集長に「アウトランダーPHEVで遊んできて」と、かなりザックリしたオーダーを受け、慣れ親しんだ房総に行くことしました。

で、『アウトランダーPHEV』。普段使いで50km程度(JC08モードで最大65km)の移動ならガソリンを使わず電気だけで走れる、とか。エコ、とか。でも遠出する場合は電気を使い切ってもガソリンで走行可能、心強い、とか。充電は、自宅はもちろん出先の充電スポットでもいける、とか。電気自動車に発電機を付けたのがPHEVとか……!? とにかくアウトランダーPHEVって、未来からやって来たキラキラしたクルマなんだろうなぁと勝手に想像していました。

でも、運転席に座ってみたら意外にも「ふつう」なことに驚きます。つまり操縦しやすそうで、ボンネットがよく見えて視界もいい。しかしひとたびアクセルを踏むと、私のクルマに対する概念をガラガラと崩しまくるアウトランダーPHEVだったのです。

思わずジブンの運転が上手くなったのかと勘違い

三菱 アウトランダーPHEV Sエディション三菱 アウトランダーPHEV Sエディション
まず、走り出しがスムーズ過ぎるということ。これは「電気自動車ならではの特徴」だと編集長が教えてくれました。モーターの関係でトルクが強いとか(メカに弱いのでこれ以上の詳細はわかりません)。でもこの「ピュー!」と飛び出る加速感、クセになりました。しかも静かだし。

興奮を隠しきれないまま、アクアラインを木更津方面へ進みます。なんとも素速くなめらかにレーンチェンジ。青い空、蒼い海、どんどん近づく房総半島に気分がグンと上がります。外房でサーフィンをしている私です。しょっちゅう通る馴染みの道なのに、いつもと景色が違って見えるのはアウトランダーPHEVのせいでしょうか。

料金所に続くキツいコーナーも難なく曲がれるのは、ボディ下部にある大型リチウムイオン電池のたまもの。重心を低くし、コーナリングの安定感を高めているからだそう。思わずジブンの運転が上手くなったのかと勘違いします。

スノーボードにサーフィンに心強い四駆というのも、アウトドア好きな私にはポイント「高」のアウトランダーPHEVです(アウトランダーPHEVは、前後のモーターがそれぞれ駆動する4WD)。それでいて空気を汚すことなく電気でガンガン走れるなんて。

マスクは精悍で「押し」がちょい強めです。たとえるなら一見ヤンチャ、多趣味で仲間も多いけど、成績は学年トップにランクインする男子! アウトランダーはまさに「ギャップ萌え」なクルマかも……。

いろいろ頑張りません。でも楽しみたい

旅エッセイスト国井律子が三菱アウトランダーPHEVを試した旅エッセイスト国井律子が三菱アウトランダーPHEVを試した
6年前、長男出産のときはいろいろ頑張りました。エッセイストの仕事はもちろん、家事とか節約とか手を抜かず躍起になって。でも昨年次男を42歳で高齢出産するにあたり、その考えは捨てました。

タイム・イズ・マネー……、などとエラそうなことを言うわりにオカネはありませんが……、ジブンのできる範囲で、多少値が張ってもいいから家事や生活の効率化を計り、余った時間で人生を楽しもうと思ったのです。なかでも家事で時間を取られるのは料理だと思います。わが家は毎日チンするだけの宅配冷凍食品。夫は「味付けが甘い」と文句を言ってきますがバタバタした2男子育児の日々、時短にはかえられません。

そんな私なので、「クニイさんならアウトランダーPHEV、どう楽しみます?」と編集長にたずねられ、「電子レンジを乗せて旅します」と即答しました。というのも、キャンプに出かけたとします。自宅キッチンのように環境が整っていない場所での調理、要領よく行かないのは当たり前です。アウトドアで凝ったものを作ろうとすると、下手したら1日料理するハメに……。余談ですが、今回撮影を担当したYカメラマンがこんなことを言っていました。

「子どもが小さかったころはしょっちゅうキャンプに行ったけど、途中から奥さんが『ホテルでよくない?』って言い出した」

電子レンジがあればパスタを茹でることも電子レンジがあればパスタを茹でることも
旅行に来てまで毎食作りたくない……、ということです。とってもよくわかります! だからこそ私はキャンプでも料理に関しては頑張らず、遊んだりのんびりしたりする時間を確保したい。最大出力1500W、100VのAC電源完備、ドライヤーも使えるアウトランダーPHEVなら電子レンジも余裕です。

レトルトのごはんをチン。けれど乗せる具は、道すがら買ってきた地物の新鮮な刺身など。それだけで旅の雰囲気は出ます。これまでキャンピングカーでウロウロしてきて、旅のごはんって、実はこういうのでじゅうぶんなんです。また、レンジがあれば赤ちゃんのミルクも作れるので、小さな子連れ旅も可能! いっぱい遊んで小腹が減ったらレンジでパスタだって茹でられます。ただ、実際に試してみたら、キャンプ場に鳴り響く「チン♪」という音はちょっと違和感アリでしたけどね(笑)。

電気女のためのアウトランダーPHEV

後席シートを倒せばフルフラットな空間が。まるで移動式オフィスに後席シートを倒せばフルフラットな空間が。まるで移動式オフィスに
学生時代、クルマで生活していました。……なんて書くとアレですが、当時私の実家は学習塾を営んでおり、いま思えば両親は仕事を広げることに必死でした。自宅が商売にどんどん浸食されていきました。当初、教室は1階部分だけでしたが、次第に私たちが暮らす2階のリビングに勉強机が並び、ジブンの部屋を出ればそこは「外」、みたいなちょっとふつうではない幼少期を過ごしました。

だから18歳でクルマの免許を取ると同時に、歳の離れた兄からステーションワゴンが下がってきたときは、本当に嬉しくて。私だけの秘密基地。しかも移動可能です。フルフラットにした後部座席は万年床。食事は運転席でヒザの上にトレーを乗せ、コンビニやドライブスルーで買ったものをいただきました。実家では絶対不可能な大音量でかける音楽。たまに大声で歌ったり。大学の敷地の隣に駐車場を借りて(郊外の学校だったので月/4000円でした)、1限の授業がある前夜はそこで寝て。通りすがりのクラスメートに起こしてもらったり……(笑)。このときから「将来は絶対キャンピングカーに乗る!」と夢見て現在に至ったわけです。

旅エッセイイストとしての必需品たち。電源は必要不可欠だ旅エッセイイストとしての必需品たち。電源は必要不可欠だ
それはさておき、私の学生時代に比べて身の回りに充電するモノが増えました。 iPhone、iPad、ポケットWi-Fi、ノートPC。旅のエッセイストという仕事柄、カメラはミラーレス一眼とGoPro。もちろんふつうのクルマも、シガーソケットから電源は取れます。ただ、それはおもに走行中です。バッテリー残量を考えたら、停車時に電気はなかなか使えません。

私のキャンパーもサブバッテリーを3つ積んでいますが、今回アウトランダーPHEVで行ったように、電子レンジでスタッフたちの弁当を4つ立て続けに温めるとか、パスタを茹でるのに15分チンし続けるとか、こんなにはじゃぶじゃぶ使えません。まるで移動オフィスのように電気がいつでも使える。本当に心強いことです。

多くのアウトランダーPHEVオーナーはクルマに乗った後は毎回充電。万一の非常用電源として備えている方が多いと聞きました。停電や災害やライフラインが寸断されても、満充電の状態で一般家庭の約1日分の電気をまかなえるから。エンジンを発電機として使えば、ガソリン満タンで約10日分の電力が供給可能とか。なんというかPHEV初心者には、「クルマ」という枠を越えているように感じたアウトランダーPHEVです。でも近い将来、これが一般的なクルマとの付き合い方になるのでしょうか。

「楽しむ時間」をめっぱい使うために

旅エッセイスト国井律子が三菱アウトランダーPHEVを試した旅エッセイスト国井律子が三菱アウトランダーPHEVを試した
まだまだアウトランダーPHEV、いろいろと楽しめそうです。たとえば空気で膨らませるインフレータブル型のカヤックやSUPやゴムボート……、それら大物を一瞬でパンパンにさせて海とか湖とかに浮かべたり。遊び疲れてキャンプ場に戻ったら、チンして即夕飯です。

道すがら地元のスーパーで手に入れた地酒。アテは木更津名物の穴子。天ぷらに甘辛いタレがかかっています。それを軽く温めて。見上げれば満天の星空……。なんとまぁ充実したアウトドアな週末! 想像しただけでニヤけちゃいます。オンでもオフでも365日まるっと使えそうなアウトランダーPHEV。あなたならどう遊びますか?

三菱 アウトランダーPHEV 公式サイトはこちら

三菱 アウトランダーPHEVと国井律子さん三菱 アウトランダーPHEVと国井律子さん

国井律子|プロフィール
1975年8月25日東京生まれ。旅のエッセイスト。玉川大学文学部芸術学科芸術文化専攻卒業後ラジオレポーターなどを経て二輪雑誌からエッセイストとしてデビュー。オートバイのほか旅、クルマ、サーフィン、アウトドアなど多趣味を生かしエッセイを執筆。著書に「放浪レディ」(求龍堂)、「アタシはバイクで旅に出る」(エイ出版)など多数。近著に「進化する私の旅スタイル」(産業編集センター)がある。

機材協力 コールマン

《国井律子》

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