マツダ CX-30、米国仕様は2.5リットル…ロサンゼルスモーターショー2019

米国仕様は最大出力186hpの 2.5リットル直4のみ

G-ベクタリング コントロール プラス

オフロードトラクションアシスト付きi-ACTIV AWD

最新の魂動デザイン

マツダ CX-30 米国仕様(ロサンゼルスモーターショー2019)
マツダ CX-30 米国仕様(ロサンゼルスモーターショー2019)全 9 枚

マツダの米国部門の北米マツダは、ロサンゼルスモーターショー2019において、『CX-30』(Mazda CX-30)の米国仕様車を初公開した。

画像:マツダ CX-30(米国仕様)

CX-30は、マツダのデザインテーマの「魂動デザイン」を具現化したエレガントなスタイルと、SUVらしい力強さとを融合させた新しいコンパクトクロスオーバー車だ。

マツダは2018年秋、米国で開催されたロサンゼルスモーターショー2018において、新型『マツダ3』を初公開した。CX-30は新型マツダ3に続いて、顧客が車に求めるすべての領域の質を、飛躍的に高めたマツダ新世代商品の第二弾となる。

米国仕様は最大出力186hpの 2.5リットル直4のみ

CX-30のパワートレインは、日本仕様の場合、新世代ガソリンエンジンの「SKYACTIV-X」、2.0リットル直列4気筒ガソリン「SKYACTIV-G 2.0」、1.8リットル直列4気筒ディーゼルターボ「SKYACTIV-D 1.8」の3種類を設定する。SKYACTIV-Xには、小型で効率的なハイブリッドシステムの「M HYBRID」を組み合わせ、より高いレベルで動力性能と環境性能を追求している。

一方、米国仕様のCX-30のパワートレインは、2.5リットル直列4気筒ガソリン「SKYACTIV-G 2.5」の1種類のみだ。最大出力は186hp、最大トルクは25.7kgmを引き出す。トランスミッションは、6速ATの「SKYACTIV-DRIVE」を組み合わせる。北米マツダによると、186hpのパワーはクラスをリードする数値という。マツダ CX-30(米国仕様)マツダ CX-30(米国仕様)

G-ベクタリング コントロール プラス

米国向けのCX-30には、マツダの新世代車両運動制御技術の「スカイアクティブ ビークル ダイナミクス」(SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS)の第二弾となる「G-ベクタリング コントロール プラス」 (G-Vectoring Control Plus)を、全グレードに標準装備した。

スカイアクティブ ビークル ダイナミクスの第一弾が、「G-ベクタリング コントロール」(G-Vectoring Control、GVC)だ。これは、ドライバーのハンドル操作に応じてエンジンの駆動トルクを変化させることで、車両の横方向と前後方向の加速度(G)を統合的にコントロールするもの。四輪への接地荷重を最適化して、スムーズで効率的な車両挙動を実現する制御技術だ。

第二弾となるG-ベクタリング コントロール プラスでは、新たにブレーキによる車両姿勢安定化制御(直接ヨーモーメント制御)を追加した。これによって、より高い安定化効果を追求している。具体的には、旋回中のドライバーのハンドル戻し操作に応じて、外輪をわずかに制動し、車両を直進状態へ戻すための復元モーメントを与えることで、安定性を向上させた。ヨー、ロール、ピッチの各回転運動のつながりを高い旋回Gの領域まで一貫させ、素早いハンドル操作に対する車両の追従性を高めるとともに、挙動の収束性を大幅に改善しているという。

また、これにより、緊急時の危険回避能力を高めるとともに、高速走行時の車線変更や、雪道など滑りやすい路面環境においても、ドライバーが制御しやすく、より安心感の高い動きを可能にしている。マツダ CX-30(米国仕様)マツダ CX-30(米国仕様)

オフロードトラクションアシスト付きi-ACTIV AWD

オプションの4WDには、最新のシステムとして、「i-ACTIV AWD」が導入された。前後輪のトルク配分を自動的にコントロールする。わずかなタイヤの動きや路面状況などをリアルタイムにモニター。前後輪のエンジントルク配分を、2WD(FF)相当から直結4WD状態まで制御する。各種センサーにより、車体の対地速度と前輪速度を高精度で検出。前輪が空転する予兆をいち早く察知する。これにより、優れた走破性と操縦安定性を可能にし、悪路でも効率の良い走りを追求している。

この4WDには「オフロードトラクションアシスト」が採用された。ぬかるみや砂地、雪道などでスタックした時に、駆動輪の空転を防止し、スタック脱出を支援してくれる。

最新の魂動デザイン

CX-30の外装デザインでは、マツダの魂動デザインを進化させ、新たなデザイン言語、「Charge and Release」を導入する。クーペの流れるような美しさと、SUVの大胆さという2つの相反する要素の実現を目指した。CX-30には、LEDウインカーを採用した。フルパワーで点灯した後、徐々に照度を落とすという新しい発光パターンを持つ。マツダによると、脈動する生き物のような力強さを表現したという。

CX-30のインテリアは、大人4人がゆったりと座れる空間と、くつろげる使い勝手の良いパッケージングを追求した。さらに乗用車よりも高い車高による視認性や乗降性の良さに加え、道幅や駐車場を選ばない小回りが利くボディサイズがもたらす運転のしやすさを追求している。

《森脇稔》

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