【トヨタ RAV4 新型試乗】数々のオフローダーを所有してきたが…九島辰也

少し車高を上げ、ファットなタイヤを履かせたい

オフローダーのテイストを現代的にアレンジ、日常使いに不服はない

バリエーションの展開も楽しそう

トヨタRAV4 Adventure
トヨタRAV4 Adventure全 26 枚

少し車高を上げ、ファットなタイヤを履かせたい

5世代目となる新型トヨタ『RAV4』はかなり好みの仕上がりとなっていた。それはクロスオーバー的アーバンSUVがデフォルト車種になりつつある自動車業界において、あえてのオフロードテイストを前面に押し出しているからだ。

【画像全26枚】

全体的なフォルムはもちろん、フロントマスクを下から眺めると『ランクル』や『タンドラ』、『ハイラックス』系に通じるデザインになっている。少し車高を上げ、ファットなタイヤを履かせたくなる印象だ。トヨタRAV4 AdventureトヨタRAV4 Adventure

オフローダーのテイストを現代的にアレンジ、日常使いに不服はない

それでいて走り出すと扱いやすい。今回ラフロードでの走りを含め、一週間日常使いを試みたが、走行、駐車時のサイズ感、インターフェイスの使い勝手に特に不服はなかった。

というか、オフローダーっぽさを感じさせる走り出しやコーナリングでのダンパーの効いた姿勢制御は好み。歴代ジープ『ラングラー』を始め、これまで数々のオフローダーを所有してきたが、それらを現代的にアレンジしたようなテイストだ。トヨタRAV4ハイブリッドGトヨタRAV4ハイブリッドG

街中の中速域から高速道路での走りもそう。スピードが高まるとステアリングにダイレクト感が増し、クロスオーバー的走りが目を覚ます。オフローダーっぽい外観に反し、挙動の安定は高い。

パワーソースも十分で、ハイブリッドのナチュラルな走りは運転を楽しくする。ガソリンを選んでもハイブリッドを選んでも、その後のカーライフに支障はなさそうだ。一週間テストしたハイブリッドは四駆システムもかなりいい。基本はFWDで軽快に走り、路面状況で最大80%までリアにトルク配分する。その切り替えは日常使いではなんら違和感はない。トヨタRAV4 AdventureトヨタRAV4 Adventure

バリエーションの展開も楽しそう

ただブレーキは少々手を加えるべきところ。制動力の最後の部分で「カックン」となる。そう、いわゆる“カックンブレーキ”的。なので、そこにリニアな制動力とフィーリングが加われば完璧。ひとつクラスを上げるのは間違いない。

ついでにいうと、インターフェイスはこの価格帯で考えれば納得ではあるが、操作系は別としてデザインは一考してもいいだろう。オフロードとオンロードをうまくミックスした提案があれば嬉しい。

といった新型RAV4の印象だが、総体的に見てこの価格帯でよく出来ていると思う。エクステリアデザイン、走り、ともに所有する楽しみがありそうだ。今後はバリエーションの展開も考えられるだろう。人気のアウトドアブランドとのコラボなんかもぜひつくっていただきたい。トヨタRAV4 AdventureトヨタRAV4 Adventure

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

九島辰也|モータージャーナリスト
外資系広告会社から転身、自動車雑誌業界へ。『Car EX』(世界文化社刊)副編集長、『アメリカンSUV』(エイ出版社刊)編集長などを経験しフリーランスに。その後メンズ誌『LEON』(主婦と生活社 刊)副編集長なども経験する。現在はモータージャーナリスト活動を中心に、ファッション、旅、サーフィンといった分野のコラムなどを執筆。また、クリエイティブプロデューサーとしても様々な商品にも関わっている。趣味はサーフィンとゴルフの“サーフ&ターフ”。 東京・自由が丘出身。

《九島辰也》

九島辰也

九島辰也|モータージャーナリスト 外資系広告会社から転身、自動車雑誌業界へ。「Car EX(世界文化社 刊)」副編集長、「アメリカンSUV(エイ出版社 刊)」編集長などを経験しフリーランスへ。その後メンズ誌「LEON(主婦と生活社 刊)」副編集長なども経験する。現在はモータージャーナリスト活動を中心に、ファッション、旅、サーフィンといった分野のコラムなどを執筆。また、クリエイティブプロデューサーとしても様々な商品にも関わっている。趣味はサーフィンとゴルフの“サーフ&ターフ”。東京・自由が丘出身。

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