トヨタ プリウス 歴代…アメリカ上陸20年で190万台[フォトヒストリー]

2001年型トヨタ・プリウス
2001年型トヨタ・プリウス全 47 枚

世界初の量産ハイブリッド乗用車、トヨタ『プリウス』は、2000年に2001年型としてはじめて北米市場に投入された。それから20年が経ち、北米トヨタは20周年記念仕様プリウスを用意した。

プリウスは日本市場で1997年に投入され、以来トヨタは600万台以上のプリウスを全世界で販売した。アメリカ市場ではレクサスも加えて360万台以上のハイブリッドが販売され、2019年までに190万台のプリウスが売れている。

初代プリウスは自動車の駆動力の進化において大きな転換となった。パワープラントは70hpのガソリンエンジンと44hpの電気モーターとを組み合わせた。EPA(アメリカ合衆国環境保護庁)認定の燃費はシティモードで17.9km/リットル、ハイウェイモードで17.4km/リットル、複合モードで同じく17.4km/リットルだった。

プリウスは2004年型から第2世代となりシルエットが大きく変わった。新開発のブレーキbyワイヤで電力回生能力が向上し、ブレーキフィールも改善された。空調はガソリンエンジンからの動力を必要としない電動圧縮機を採用した。パーユニットの出力は向上し、車体も大きくなったにもかかわらず、燃費は12%向上して19.6km/リットルになった。2004年型トヨタ・プリウス2004年型トヨタ・プリウス

2010年型トヨタ・プリウス2010年型トヨタ・プリウス2010年型からの3代目プリウスは、燃費が50マイル/ガロン=21.3km/リットルをマークした。第3世代ではプラグインハイブリッドの「プリウスPHV」(初代)、2万ドルを切る価格のコンパクトバージョン「プリウスc」(初代、日本の『アクア』)、クロスオーバーのような室内空間を多用途に使える大型の「プリウスv」(初代、日本の『プリウスα』)というように、派生車を展開している。

2016年型から現行の5代目は、TNGA=トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ思想を採用し、歴代でもっとも効率と静粛性に優れている。プラグインハイブリッド仕様は「プリウス・プライム」の名前で製品レインジのトップに位置付けられた。2016年型トヨタ・プリウス2016年型トヨタ・プリウス

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  4. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  5. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る