ベントレー ベンテイガ 改良新型、生産開始…納車も欧州で開始へ

まずはV8モデルの生産を開始

大型化されたマトリクスグリル

リアのデザインを全面的に変更

新世代のインフォテインメントシステム

ベントレー・ベンテイガ 改良新型
ベントレー・ベンテイガ 改良新型全 17 枚

ベントレーは7月20日、改良新型『ベンテイガ』(Bentley Bentayga)の生産を、英国クルー本社工場で開始した、と発表した。欧州での納車も、間もなく開始される予定だ。

まずはV8モデルの生産を開始

改良新型ではまず、V8モデルの生産が開始された。4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンは、最大出力550ps、最大トルク78.5kgmを引き出す。トランスミッションは8速ATで、0~100km/h加速4.5秒、最高速290km/hの性能を発揮する。

このエンジンは、特定の状況において、8気筒のうちの4気筒を休止する。このシステムが、欧州複合モード7.5km/リットルの燃費に貢献しているという。

リアトレッドの20mm拡大に合わせて、「ベントレーダイナミックライド」を改良した。電動式アクティブロールコントロールテクノロジーによるシステムが、操舵力を軽減し、リニアなレスポンスを向上させているという。ベントレーダイナミックライドがコーナリング時のロールを抑え込み、タイヤの接地性を最大限に高め、クラストップのキャビン安定性と快適な乗り心地、優れた操縦性を追求している。ベントレー・ベンテイガ 改良新型ベントレー・ベンテイガ 改良新型

大型化されたマトリクスグリル

第3世代の『コンチネンタルGT』と、新型『フライングスパー』に導入されたベントレーの新しいデザイン言語からインスピレーションを得た、よりダイナミックなルックスに変化した。ベントレーの新たなラインアップを構成する3車種は、従来以上にデザインの統一を図った。大胆なスタイリングによって堂々とした存在感を生み出しつつも、フロント部分の全パネルの設計を見直すことによって、すっきりとモダンな外観に仕上げている。

大型化されたマトリクスグリルは、より垂直にそそり立つデザインだ。新設計の「LEDマトリクスヘッドライト」には、クリスタルカットガラスをイメージした独自デザインを採用する。クリスタルカットデザインの効果により、点灯していない時でも輝いて見えるようにした。新設計の楕円形ヘッドライトは、ベントレー初採用となり、ウェイクアップシーケンスでも、ヘッドライトが点灯する。

各マトリクスヘッドライトには、82個のLEDが組み込まれ、高い機能性で安全運転を支援する。他の車両を検知すると、特定のLEDが自動的に消灯し、照射範囲を調整する。ロービームは3種類の自動モードを備え、マトリクスシステムは対向車や先行車を幻惑することなく、常にハイビームでの走行を可能にした。ベントレー・ベンテイガ 改良新型ベントレー・ベンテイガ 改良新型

リアのデザインを全面的に変更

フロントバンパーは、アグレッシブな新デザインだ。フロントガラスに初めて導入された「ウェットアームワイパー」は、各ワイパーアームに22のウォッシャージェットを内蔵している。ウォッシャー液の吹き付け時に視界を遮られることがなく、洗浄効率も大幅に向上しているという。

リアのデザインも全面的に見直された。車幅いっぱいに延びたテールゲートに溶け込むように、新設計のテールライトを配置した。コンチネンタルGTと共通の楕円形テールライトが、ベンテイガに初採用されている。ライセンスプレートはバンパーへ移動し、分割型のワイドなテールパイプを装備した。リアトレッドは20mm拡大しており、ホイールアーチ内のホイール位置も変更された。ホイールは、ベンテイガ専用の新デザインだ。ベントレー・ベンテイガ 改良新型ベントレー・ベンテイガ 改良新型

新世代のインフォテインメントシステム

インテリアは、センターフェイシア、ステアリングホイール、ドアトリムなどが新設計となり、シートも一新された。オプションの5名乗りシートの場合、リアシートにベンチレーターを内蔵する。後席の足回りのスペースは、最大で100mm広くなった。

新世代のインフォテインメントシステムは、ベントレーの翼をイメージしてハンドクラフトされたダッシュボードに組み込まれた。新設計の高解像度10.9インチデジタルディスプレイが搭載される。このディスプレイは、ドライバーの好みに合わせて設定を変更できる。

後席に装備される新設計の「タッチスクリーンリモート」は、サイズを大型化した。新型フライングスパーに導入されたものと同様のタブレットだ。コネクティビティも改善されており、USBタイプCポートとワイヤレススマートフォンチャージャーが標準装備されている。ベントレー・ベンテイガ 改良新型ベントレー・ベンテイガ 改良新型

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  2. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  3. スズキ『ジムニー』、フランス最終モデルは55台限り…6月末に発売へ
  4. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  5. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
ランキングをもっと見る