ランボルギーニ アヴェンタドール SVJ、仮想カスタマイズで注文…世界限定10台

パーソナライゼーションプログラムの「Ad Personam」

顧客がオンラインでカスタマイズに参加可能

0~100km/h加速2.9秒で最高速350km/h以上

ランボルギーニ・アヴェンタドール SVJ ロードスター・ザゴ・エディション
ランボルギーニ・アヴェンタドール SVJ ロードスター・ザゴ・エディション全 12 枚

ランボルギーニは7月20日、『アヴェンタドールSVJロードスター ザゴ エディション』(Lamborghini Aventador SVJ Xago Edition)をデジタルワールドプレミアした。

パーソナライゼーションプログラムの「Ad Personam」

同車は、『アヴェンタドールSVJロードスター』をベースに、ランボルギーニのパーソナライゼーションプログラムの「Ad Personam」を利用してカスタマイズされた限定車だ。わずか10名の顧客のために生産される。

Ad Personamでは、顧客の希望に合わせて、特別なカスタマイズが行える。その組み合わせは、カラーから素材まで無限という。手刺繍のシートのロゴから、イニシャルの刺繍、サンプルカラーの再現まで、高い品質を追求する。さらに、さまざまな効果を加え、イタリア職人と共同開発したセミアニリン仕上げのレザーや、カーボンファイバー製の新素材「フォージドコンポジッド」など選択できる。

パーソナライゼーションプログラムの利用を希望する顧客は、イタリア・サンタガタボロネーゼの本社内にあるパーソナライゼーション専用エリア「Ad Personam Studio」で直接、カスタマイズに参加できる。Ad Personam Studioでは、レザー、カラー、素材、シート、ホイールが展示されており、高度なカーコンフィグレータで利用できるデジタルシミュレーションも可能だ。ランボルギーニのパーソナライゼーションプログラムの「Ad Personam」ランボルギーニのパーソナライゼーションプログラムの「Ad Personam」

顧客がオンラインでカスタマイズに参加可能

アヴェンタドールSVJロードスター ザゴ エディションは、このAd Personamプログラムの最新の成果となる。新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の影響で、顧客と直接対面してのカスタマイズの打ち合わせが困難な状況において、Ad Personam Studioでのカスタマイズプログラムを、顧客がオンラインでバーチャル体験できるようにした。

顧客はディーラーを通じて、約2時間のオンラインコンサルティングを予約でき、ランボルギーニのスペシャリストとの打ち合わせに参加できる。スマートフォンやパソコンのテレビ電話を利用して、Ad Personamチームから、ライブ提案が受けられる。バーチャルコンサルティングの後には、レンダリングや素材サンプルなどが顧客に送信される。

ランボルギーニアヴェンタドールSVJザゴエディションのエクステリアは、特別なフェージングの六角形のシルバーエフェクトが特長だ。1台ごとに異なるAd Personamのコントラストカラーのカラーリングと、グロスブラックの「Nireo」と呼ばれるAd Personamホイールを装備した。インテリアはヘキサゴニータをテーマにした専用シートパターンと、エクステリアと調和する特別なコントラストカラーを採用する。限定車を示すシリアルナンバープレートも添えられる。

0~100km/h加速2.9秒で最高速350km/h以上

ミッドシップに搭載される6.5リットルV型12気筒ガソリン自然吸気エンジンは、最大出力770hp/8500rpm、最大トルク73.4kgm/6750rpmを発生する。トランスミッションは、7速「ISR」(インディペンデント・シフティング・ロッド)。駆動方式は4WDで、フロントアクスルとリアアクスル間のトルク配分は、道路条件、グリップ、ドライビングモードに応じて、リアルタイムに変化する。0~100km/h加速2.9秒、最高速350km/h以上の性能を実現している。

走行モードは、「STRADA」、「SPORT」、「CORSA」、「EGO」の4種類だ。「ダイナミックモードセレクター」が選択したモードを基に、エンジン、トランスミッション、トラクション、ステアリング、サスペンション、スタビリティコントロールを最適に調整する。EGOモードでは、それぞれの設定を個別にカスタマイズすることができる。縦方向、横方向、垂直方向のダイナミクスを独立させたEGOモードでは、あらゆる状況で車両の性能を最大限に発揮させることができるという。

ホイールベースが実質変化

ランボルギーニの特許技術の「ALA」システムは、最新の「ALA 2.0」を採用する。ALA 2.0では、強化された横加速度を考慮した再キャリブレーションが行われている。ALA 2.0は、ダイナミックな状況に応じて空力負荷を変化させて、高いダウンフォースや低い抗力を可能にする。電動モーターが、フロントリップスポイラーとエンジンボンネットに設けられたアクティブフラップを開閉することにより、フロントとリアの空気の流れを制御する。

セグメント初のアクティブシステムの「ランボルギーニ・ダイナミック・ステアリング」(LDS)と、リアステアリングシステムの「ランボルギーニ・リアホイール・ステアリング」(LRS)を組み合わせた。LDSシステムは、スピードと選択したドライビングモードに適応して、直接的なステアリングまたは、より間接的なステアリングを選択する。

LRSシステムは、2個の電気機械式アクチュエーターにより、ステアリングリアアクスルを制御。このシステムにより、低速では、リアアクスルがフロントアクスルに対して反対の方向に向きを変える(逆位相)ことでホイールベースが減少するような形となり、敏捷性が向上する。高速では、2本の軸が平行して回転する。これによりホイールベースが延長した形となり、安定性を向上させるという。

磁性流体プッシュロッド式のサスペンションを搭載する。道路条件やドライバーが選択したドライビングモードに応じて、スペンションの挙動を絶えず修正する。ローリングや不要な車体の動きを補正するだけでなく、システムはLRSシステムと連動する。すべてのセットアップ条件において、車底と地面との間に発生する空気の流れを一定に保つことにより、ALA の効率とダウンフォースを最大にするよう設計されている。

《森脇稔》

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