BMW 3シリーズ、新直6ディーゼル+48Vマイルドハイブリッド搭載へ…11月から欧州で

オーバーブースト時にスタータージェネレーターが11hpの電気ブースト効果を発揮

最大出力は従来比で21hp向上して286hpに

欧州複合モード燃費は22.7km/リットル

BMW 3シリーズ ・セダン
BMW 3シリーズ ・セダン全 16 枚

BMWは9月23日、『3シリーズ』(BMW 3 Series)の欧州仕様車に2020年11月から、48Vマイルドハイブリッドテクノロジーを採用した、新しい直列6気筒ディーゼルエンジンを搭載すると発表した。

【写真】BMW 3シリーズ(全16枚)

BMWは、48Vのマイルドハイブリッド技術を拡大展開することによって、燃費を向上させ、CO2排出量を削減する取り組みを続けている。48Vのマイルドハイブリッド技術はガソリンエンジンだけでなく、新世代の直列6気筒ディーゼルエンジンにも導入される。2020年11月からは、3シリーズの4モデルに48Vマイルドハイブリッドテクノロジーを採用した新しい直列6気筒ディーゼルエンジンが搭載される予定だ。

燃費の向上とCO2排出量の削減は、さらに高度なBMW の「ツインパワーターボ」テクノロジーと、強力なスタータージェネレーター、バッテリーの追加によって達成される。

オーバーブースト時にスタータージェネレーターが11hpの電気ブースト効果を発揮

BMWの48Vのマイルドハイブリッドテクノロジーは、パワフルな電圧48Vのスタータージェネレーターと第2のバッテリーを搭載することで、ブレーキエネルギーの回生量や電力量を大幅に増加させているのが特長だ。この電気エネルギーは、電装品に電力を供給するだけでなく、エンジンの負荷を軽減させたり、パワーを高めたりするためにも使用される。BMWの新世代の直列6気筒クリーンディーゼルエンジンBMWの新世代の直列6気筒クリーンディーゼルエンジン

48Vスタータージェネレーターは、エンジンをアシストする電気駆動ユニットのように作動し、エンジンを可能な限り、効率的な範囲内で作動できるようにする。 一方、電動オーバーブースト機能は、フルスロットルで加速するときに、ダイナミックなパフォーマンスを可能にするという。

この電動オーバーブースト機能は、スタータージェネレーターが瞬時に11hpの電気ブースト効果を生み出し、追い抜きや追い越しがさらにダイナミックに行えるようになるものだ。また、このパワフルなスタータージェネレーターは、定速走行時にエンジンを補助することで効率を高め、オートスタートストップ時やコースティング機能を使って、走行中の快適性を向上させている。

48Vスタータージェネレーターは、エンジンの自動停止と再始動が行える。非常に少ない振動でエンジンを停止し、よりスムーズに再始動できるというメリットがある。これにより、ドライブトレインからエンジンを切り離すことなく、高速道路を走行する場合など、低負荷時にコースト(惰性走行)モードでエンジンを完全に停止することができる。BMW 3シリーズ・ツーリングBMW 3シリーズ・ツーリング

最大出力は従来比で21hp向上して286hpに

この48Vのマイルドハイブリッドテクノロジーは、2020年11月から3シリーズの4グレードに拡大展開される。新世代の直列6気筒ディーゼルエンジンには、排気量が3.0リットル。最大出力が従来比で21hp向上し、286hpとなった直6ターボディーゼルを積む。この新ディーゼルエンジンは、最適化されたターボチャージャーシステムに加えて、ピエゾインジェクターを備えた最新のコモンレール直噴システムにより、パフォーマンスと燃費の両方を追求した。インジェクターは1サイクルあたり最大10回の燃料噴射を、最大圧2700バールで行う。

新エンジンには、BMWの直列6気筒ディーゼルエンジンとして初めて、マルチステージターボチャージャーと、低圧用の可変タービンジオメトリーが採用された。これにより、最大トルクは、63.2kgmから66.3kgmへ、3.1kgm向上した。最大トルクは1500~2500rpmの低回転域で引き出される。パワーとトルクの強化により、たとえば、「330dセダン」の場合、0~100 km/h加速は0.2秒短縮され、5.3秒を実現している。

欧州複合モード燃費は22.7km/リットル

また、330dセダンは欧州複合モード燃費22.7km/リットル、CO2排出量116g/km、「330d xDriveセダン」は欧州複合モード燃費21.3km/リットル、CO2排出量123g/km 、「330dツーリング」は欧州複合モード燃費22.2km/リットル、CO2排出量119g/km、「330d xDriveツーリング」は、欧州複合モード燃費20.8km/リットル、CO2排出量127g/kmの環境性能を備えている。

新しいエンジンは、ディーゼル酸化触媒コンバーター、「DPF(ディーゼル・パティキュレート・フィルター)」、SCRコーティングなどの排気ガス処理技術を採用する。窒素酸化物(NOX)排出量を削減するために、エンジンのSCRシステムの出口に、2つ目のSCR触媒コンバーターが組み込まれた。その結果、新しい直列6気筒ディーゼルエンジンを搭載したモデルは、欧州のEuro 6d排出ガス基準を満たす、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ゼンリン、「都道府県型キーホルダー」全47種を発売…地図ブランドから誕生したカラビナ型アクリル雑貨
  2. 無限、新型ホンダ『N-BOX』用パーツ発売!「My Special BOX」コンセプトで個性&迫力アップ
  3. マツダ『ロードスター』20代購入が6年で2倍、発売11年目で販売ピーク
  4. ホンダアクセス、改良新型『N-BOX』用純正アクセサリー発表…「CUSTOM」向け「SPORTY STYLE」新設定
  5. 「このサイズ感の車待ってた!」走りのミニバンとして復活!? トヨタ『エスティマ』次期型に期待の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 警察庁、高齢運転者技能検査を見直しへ 合格者の事故率を追跡調査してみたら…
  2. 次世代圧電材料向け、「多能性中間膜」の量産化をJSTが支援…Gaianixxが開発
  3. BMW工場にヒューマノイド「Figure 03」導入…フィジカルAIで全身協調制御
  4. 【日産 リーフ 新型】次世代EVのスタンダードを描いた、“スーパーエアロ”と“スーパーフラッシュ”デザイン
  5. 神奈川個人タクシー、電脳交通のクラウド配車システム「DS」導入…S.RIDEとUberにも対応
ランキングをもっと見る