日産、熱画像センサー技術の無償使用を許諾…非接触型体表面温度測定器の開発を支援

チノー社製小型熱画像センサーTPシリーズ
チノー社製小型熱画像センサーTPシリーズ全 3 枚

日産自動車は12月21日、同社が発起人として参画している「知的財産に関する新型コロナウイルス感染症対策支援宣言」に基づき、チノーおよびセイコーNPCが開発した複数の製品に対して、日産が開発した熱画像センサー技術の使用を無償で許諾すると発表した。

日産は、同社が開発した約2000画素の解像度と-20度から300度までの広い感知領域を持つ低価格な熱画像センサーの技術を複数の企業にライセンス提供している。その中で、チノーは同技術を活用し、体表面温度の高い状態を皮膚に触れることなく迅速に測定できる非接触型体表面温度測定器を開発し、製造および販売を行っている。また、セイコーNPCは、IHIエアロスペースより同技術の再実施許諾を受けてセンサーを開発。複数の会社の非接触型体表面温度測定器に採用されている。

非接触型体表面温度測定器は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が拡大する中、医療機関に加え、学校や空港などの入場管理の必要がある施設にて、感染予防対策の一環として有効に活用されている。そのため、日産はこれらの製品に対して、「知的財産に関する新型コロナウイルス感染症対策支援宣言」に基づき、対策支援活用分に関するライセンス技術の権利行使を行わず、一切の対価や補償を求めないことを決定した。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. 日本にはないアバルトの高性能SUV、『パルス アバルト』が大胆イメチェン!
  4. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る