ホンダ シビック に2021年型、タイプRモチーフの「スポーツライン」設定…欧州発表

タイプRと共通イメージのバンパーやディフューザー

赤いステッチが添えられたインテリア

1.0リットル「VTECターボ」は最大出力126ps

ホンダ・シビック の2021年モデルのスポーツライン(欧州仕様)
ホンダ・シビック の2021年モデルのスポーツライン(欧州仕様)全 12 枚

ホンダの欧州部門は1月27日、『シビック』(Honda Civic)の2021年モデルを発表した。4ドアセダンと5ドアハッチバックをラインナップしている。

2021年モデルでは、5ドアハッチバックに「スポーツライン」を設定する。スポーツラインは、シビックの最強グレード、「タイプR」からインスピレーションを受けたエクステリアデザインを採用しているのが特長だ。スポーツラインは、「コンフォート」と「エグゼクティブ」の2仕様が用意されている。

タイプRと共通イメージのバンパーやディフューザー

スポーツラインのデザインは、フロントバンパーとサイドスカート、リアのディフューザーが、タイプRと共通イメージとなる。一方、タイプRの特徴の大型リアスポイラーは装備されず、控えめな小型リアスポイラーが装着される。

スポーツラインには、足元にハイグロスのピアノブラック仕上げの17インチアルミホイールを履く。フルLEDヘッドライトとデイタイムランニングライトも追加されている。

ボディカラーは、シビックシリーズのすべての色が選択できる。加えて、スポーツラインでは、オブシディアンブルーで仕上げることも可能だ。

赤いステッチが添えられたインテリア

エクステリア同様、スポーツラインのインテリアには、多くのスタイリングアップグレードが施された。シート、ステアリングホイール、シフトレバー、ドアパネルには、赤いステッチが添えられた。ドリル加工されたアルミペダルも装備されている。

スポーツラインには、DABラジオ、Appleの「CarPlay」、グーグルの「Android Auto」を組み込んだ「ホンダコネクト」インフォテインメントシステムを標準装備した。このシステムは、バックカメラと統合されている。

すべてのシビックシリーズ同様、スポーツラインにもユーロNCAPの衝突テストで最高の安全性評価を獲得しているアクティブな安全技術が搭載される。先進運転支援システム(ADAS)として、衝突緩和ブレーキシステム、アダプティブクルーズコントロール、車線逸脱警告、車線維持支援システム、交通標識認識などの「ホンダ・センシング」が組み込まれている。

1.0リットル「VTECターボ」は最大出力126ps

スポーツラインのパワートレインには、排気量1.0リットルの直列3気筒ターボエンジンを搭載する。トランスミッションは、6速MTまたはパドルシフト付きのCVTが選択できる。

この「VTECターボ」ユニットには、ボルグワーナー製の電動ウェイストゲート付きターボチャージャーを採用する。高精度な制御が可能な電動ウェイストゲートの採用により、高エンジン出力時の高過給圧力を防ぎながら、パワフルかつ高効率なパフォーマンスを実現した。さらに、燃費を改善すると同時に、すべてのエンジン回転速度域における優れたトルク特性を可能にした。低慣性タービンホイールは、排気脈動の活用を最適化することで、低エンジン回転速度域で優れたレスポンスを発揮し、幅広い領域でのパフォーマンス向上を可能にするという。

最大出力は126ps、最大トルクは20.4kgm (CVTは18.4kgm)を発生する。ホンダによると、この直噴1.0リットル直列3気筒ガソリンVTECターボエンジンは、低中回転域での豊かなトルクのおかげで、日常的なドライバビリティを大幅に高めているという。

動力性能は、0~100km/h加速が10.8~11.2秒、最高速が200~207km/h。環境性能に関しては、複合モード燃費が14.9~16.6km/リットル、CO2排出量が137~152g/km(いずれもWLTP計測)、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  3. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. トヨタ RAV4 新型の競合は? 価格帯別にライバルを予想する
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る