BMW M8 にカーボンシート、他のMモデルの装備も更新…2021年春から欧州で

M8にMカーボンバケットシート

M3セダンとM4クーペに新色とメリノレザー内装

3シリーズと4シリーズにMカーボンルーフ設定

BMW M8 グランクーペ
BMW M8 グランクーペ全 25 枚

BMWは1月27日、2021年春から欧州で、一部「M」モデルの装備をアップデートすると発表した。

M8にMカーボンバケットシート

BMWの高性能車、「M」の頂点に位置するのが、『M8』シリーズだ。2021年3月から、『M8コンペティションクーペ』、『M8コンペティションカブリオレ』、『M8コンペティショングランクーペ』で、「Mカーボンバケットシート」が選択できるようになる。

Mカーボンバケットシートは、斬新なデザイン、カーボンファイバー強化プラスチック(CFRP)の表面、シート一体のヘッドレスト、背もたれとサイドセクションの開口部、マルチポイントシートベルトガイドなどの特長を持つ。BMWによると、スポーティさと長距離移動時の快適さ、ラグジュアリーな仕上がりを兼ね備えているという。

運転席と助手席のMカーボンバケットシートは、高さ、背もたれの角度、前後の位置を電動で調整できる。また、背もたれの傾きなどは、ボタンひとつで調整することが可能だ。レザーとアルカンターラで仕上げられ、ヒーター機能も付く。

ヘッドレストのイルミネーション「M8」レタリングと運転席側のメモリー機能も、Mカーボンバケットシートの装備パッケージに含まれている。BMWは、軽量構造のコンセプトにより、標準のMスポーツシートと比較して大幅な軽量化を実現した、と自負する。

M3セダンとM4クーペに新色とメリノレザー内装

『M3セダン』新型と『M4クーペ』新型では、2021年春から、新色のスカイスクレイパーグレーメタリックのボディカラーと、メリノレザー内装が選択できるようになる。

標準仕様は、最大出力が480hp/6250rpm、最大トルクが56.1kgm/2650~6130rpmだ。トランスミッションは6速MT。動力性能は、0~100km/h加速が4.2秒、最高速が250km/h(リミッター作動)。オプションの「Mドライバーズパッケージ」では、最高速が290km/h(リミッター作動)に引き上げられる。

「コンペティション」では、直噴3.0リットル直列6気筒ガソリンツインターボエンジンの最大出力が510hp/6250rpm、最大トルクが66.3kgm/2750~5500rpmに高められた。トランスミッションは「ドライブロジック」を搭載した8速「Mステップトロニック」を組み合わせる。動力性能は、0~100km/h加速が3.9秒、最高速が250km/h(リミッター作動)。オプションの「Mドライバーズパッケージ」では、最高速が290km/h(リミッター作動)に引き上げられる。

また、『X5Mコンペティション』と『X6 Mコンペティション』では2021年4月から、オプションの「BMWレーザーライト」と組み合わせて、「BMWインディビジュアルシャドウラインライト」を装備することが可能になる。M8シリーズにオプションの4ゾーンオートエアコンには、ナノ粒子フィルターが採用される。

3シリーズと4シリーズにMカーボンルーフ設定

「Mパフォーマンスモデル」では、『4シリーズクーペ』の「M440i xDriveクーペ」と 「M440d xDriveクーペ」、『3シリーズセダン』の「M340i xDriveセダン」と 「M340d xDriveセダン」の4車種に2021年3月から、「Mカーボンルーフ」がオプション設定される。BMWによると、ダイナミックなカリスマ性を強調すると同時に、車両の重心を下げて俊敏性をさらに引き上げるという。

将来的には、新しいインテリアトリムがMカーボンファイバーバージョンで選択できるようになる。これらは、『4シリーズカブリオレ』の 「M440i xDriveカブリオレ」をはじめ、4シリーズクーペと3シリーズセダンの他のすべてのグレードでも利用できるようになる。「Mスポーツ」との組み合わせで選択できる、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  3. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  4. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  5. 『GRカローラ』『フリード』『ソリオ』の走りを変える! ブリッツの「スロコン」「スマスロ」が適合
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る