VW『ID.3』、ドイツの「ガラス張り工場」で生産開始…新世代EVの本拠地に

フォルクスワーゲンがドレスデン工場で生産を開始した新型EVのID.3
フォルクスワーゲンがドレスデン工場で生産を開始した新型EVのID.3全 7 枚

フォルクスワーゲンは1月29日、新型EVの『ID.3』Volkswagen ID.3)の生産を、ドイツのドレスデン工場で開始した、と発表した。

ドイツ・ドレスデン工場は、壁面が全てガラス張りのため、「ガラス張りの工場」として知られている。ドレスデン工場では2016年春まで、最上級サルーンの『フェートン』を組み立てていた。

ドレスデン工場は、フェートンの生産終了を機に、2016年春にいったん閉鎖された。その後、フォルクスワーゲンは、ドレスデン工場をブランドの電動化とデジタル化戦略をアピールする拠点へと改修した。

フォルクスワーゲンは、このドレスデン工場において、ID.3の生産を開始した。2021年の初めに、ドレスデン工場の製造ラインは、ID.3などの新世代EV向けモジュラー車台「MEB」に対応するように変更されたばかり。改修後の量産第一号車として、ID.3がラインオフしている。

フォルクスワーゲンは、ドレスデン工場を新世代EVの「ID」シリーズの本拠地にする計画だ。顧客がIDシリーズ車に試乗したり、工場を見学したり、各種イベントに参加したり、新車の引き渡しを受けたりできる場所にする、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  2. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  3. 歴代最強? 新型ポルシェ『カイエン』はこうなる! 最上級グレードは1000馬力超え
  4. 「ゴツい見た目に、爽やかなブルーは反則」新型トヨタ『セコイア』発表で高まる日本導入への期待
  5. トヨタ『カローラ』米2026年モデル、新デジタルメーター搭載で今秋発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る