VW ゴルフGTI 新型に「クラブスポーツ45」、初代発売45周年記念車…欧州発表

初代のブラックフレームリアウィンドウに敬意を表す専用デザイン

「45」の文字を添えたインテリア

新型ゴルフGTIよりも55psパワフルな最大出力300ps

フォルクスワーゲン・ゴルフGTI クラブスポーツ45
フォルクスワーゲン・ゴルフGTI クラブスポーツ45全 16 枚

フォルクスワーゲンは2月26日、新型『ゴルフGTI』のさらなる高性能グレードの「ゴルフGTIクラブスポーツ」に、「ゴルフGTIクラブスポーツ45」(Volkswagen Golf GTI Clubsport 45)を欧州で設定すると発表した。

写真:フォルクスワーゲン・ゴルフ GTI クラブスポーツ 45

初代ゴルフGTIは1976年夏、欧州で発売された。ゴルフGTIクラブスポーツ45は、ゴルフGTIの発売45周年を記念する特別モデルだ。

ゴルフGTIクラブスポーツは2016年、ゴルフGTIの40周年を記念して、先代モデルに用意された。新型ゴルフGTIにも、「クラブスポーツ」が設定される。フォルクスワーゲンによると、最速のFFハッチバックを目指しているという。

初代のブラックフレームリアウィンドウに敬意を表す専用デザイン

エクステリアには、専用のカスタマイズが施された。初代ゴルフGTIのブラックフレームのリアウィンドウに敬意を表して、ルーフとリアスポイラーは、ブラックで仕上げられる。

また、専用の「レースパッケージ」を標準装備した。グロスブラック仕上げの19インチ「スコッツデール」アルミホイールと、トルネードレッドのスリムなピンストライプが装備されている。

このレースパッケージには、スポーツエキゾーストシステムと250km/hで作動する速度リミッターの取り外しも含まれている。サイドシルパネルとテールゲートには、「45」の文字が添えられた。赤いトリムストリップを備えた「IQ.Light」と呼ばれるLEDマトリックスヘッドライトも装備している。

フロントバンパーは、エンジンの冷却性を高めるために、開口部を大型化した。リップスポイラーも追加される。グリル部分は、「GTI」らしいハニカムパターンが採用された。

フロントスポイラーとリアスポイラーは単なるデザイン機能ではなく、ダウンフォースを大幅に増加させるという。赤いブレーキキャリパーも装備される。専用ディフューザー、10mm下げられた車高、ワイドなサイドシルによって、スポーティな印象を高めている。リアにはディフューザーを装備した。フォルクスワーゲン・ゴルフGTI クラブスポーツ45フォルクスワーゲン・ゴルフGTI クラブスポーツ45

「45」の文字を添えたインテリア

インテリアは、フロントのプレミアムスポーツシートの背もたれにGTIの文字が入る。マルチファンクションスポーツステアリングホイールのセンタースポークには、「45」の文字を添えた。パドルシフト付きのスポーツステアリングホイール、ステンレス製ペダルが標準だ。

最新のデジタルコックピットも採用された。すべてのディスプレイと操作系を、広範囲にデジタル化した。これにより、各機能を直感的に操作できるようにしている。新開発のインストルメントパネルとオンラインインフォテインメントシステムは、タッチボタンとタッチスライダーを備えた横長のディスプレイに組み込まれる。

10.25インチのデジタルコックピットに10インチのナビゲーションシステムを融合した。2つの画面の視覚的および機能的な組み合わせにより、新しいデジタルアーキテクチャを生み出したという。GTI専用モードを含めて、デジタルコックピットの画面の背景色は、30色が切り替えられる。

新型ゴルフGTIよりも55psパワフルな最大出力300ps

パワートレインには、直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンの「EA888エボ4」を強化して搭載する。最大出力はベース車両の245psから300psに、55ps引き上げられた。最大トルクはベース車両の37.7kgmから40.8kgmへ、3.1kgmの向上を果たす。欧州仕様のトランスミッションは、7速デュアルクラッチの「DSG」が標準だ。

駆動方式は前輪駆動(FF)で、電子ディファレンシャルロックの「XDS」が標準装備されている。FF車のパフォーマンスにおける新しいベンチマークを狙って、新開発の「ビークル・ダイナミクス・マネージャー」を採用した。ビークル・ダイナミクス・マネージャーは、新しいドライビングダイナミクスシステムだ。XDS機能と調整式ダンパーの横方向の入力の両方を制御する。これにより、快適性重視の設定と、スポーティな乗り心地重視の設定までの幅が大きく広がり、その結果、動力特性が大幅に強化されているという。新型ゴルフGTIクラブスポーツでは、XDSがビークル・ダイナミクス・マネージャーのネットワークに初めて組み込まれている。

「DCC」と呼ばれるアダプティブシャシーコントロールも、FF車のパフォーマンスにおける新しいベンチマークの実現を支援するシステムだ。DCCは、ステアリング、ブレーキ、アクセル操作といったさまざまな要素を考慮しながら、路面と走行状況に対して断続的に反応する。ドライバーは、走行モードを選択することで、車両の挙動を希望通りに調整することができる。各ホイールにおける必要な減衰力は瞬時に計算され、4 つのショックアブソーバーを調整する。その結果、DCCは常に高いレベルの快適性を提供し、ビークル・ダイナミクス・マネージャーと連携することで、理想的な動力性能を発揮するという。
フォルクスワーゲン・ゴルフ GTI初代(1976年)フォルクスワーゲン・ゴルフ GTI初代(1976年)

《森脇稔》

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