BMWグループ、純利益は23%減 2020年通期決算

BMW X7
BMW X7全 6 枚

BMWグループ(BMW Group)は3月11日、2020年通期(1~12月)の決算を発表した。

同社の発表によると、MINIやロールスロイスを含めたグループ全体の総売上高は、989億9000万ユーロ(約12兆8955億円)。前年の1042億1000万ユーロに対して5%減と、2年ぶりに前年実績を下回った。

また、2020年通期の純利益は、38億5700万ユーロ(約5025億円)。前年の50億2200万ユーロに対して、23.2%減と、3年連続の減益となっている。新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年第2四半期(4~6月)に生産を一時停止した影響を受けた。

2020年の世界新車販売台数は232万4809台。前年比は8.4%減と、10年ぶりに前年実績を下回った。全販売台数232万4809台のうち、BMWブランドは202万8659台だった。前年比は7.2%減と、マイナスに転じた。

グループ全体の2020年市場別実績は、中国が前年比7.4%増の77万7379台と、プラスを維持した。中国を含めたアジア全体でも、6.1%増の98万4515台を売り上げ、前年超えを保った。米国は18%減の30万6870台と、3年ぶりの前年割れ。欧州は91万2621台にとどまり、前年比は15.7%減と3年連続のマイナスとなった。日本は2020年、BMWブランドが3万5712台を販売した。前年比は23.7%のマイナスだった。

2020年のBMWブランドの世界販売実績では、アッパーラグジュアリーセグメントが好調だった。『7シリーズ』と『8シリーズ』、『X7』は、合計で11万5420台を販売した。前年比は12.4%増と2桁増を達成している。

《森脇稔》

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