特急の分割併合で有名だった肥前山口駅が改称へ…地元自治体が駅名改称予算を可決

江北町の位置。
江北町の位置。全 1 枚

佐賀県江北町(こうほくまち)は3月17日に可決された令和3年度の当初予算で、JR駅名改称についての負担金を盛り込んでいる。

同町が所在するJR駅は、長崎本線と佐世保線が分岐する肥前山口駅で、負担金は540万円を計上。今後、JR九州と協議する予定だが、報道によると改称駅名は町名の「江北」になるという。同名の駅は、東京都交通局の日暮里・舎人ライナーに存在する。

肥前山口駅は、明治時代の1895年5月に九州鉄道の山口駅として開業。1913年2月に山口線山口駅が開業したことを受けて、同年3月に現駅名に改称していた。

同駅は、かつて東京~長崎・佐世保間の特急『さくら』が分割併合を行なっていた駅として広く知られており、2011年までは485系特急型電車による『かもめ』『みどり』の分割併合も行なわれていた。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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