BMW M3と M4 新型に歴代初の4WD、加速性能が向上…モントレー・カーウィーク2021で発表へ

4WDは最大出力510hpの「コンペティション」のみ

「アクティブMディファレンシャル」を採用したM xDrive

後輪駆動の2WDモードではドリフトコントロールが可能

BMW M4 コンペティション・クーペ 新型の「M xDrive」と M3 コンペティション・セダン 新型の「M xDrive」
BMW M4 コンペティション・クーペ 新型の「M xDrive」と M3 コンペティション・セダン 新型の「M xDrive」全 36 枚写真をすべて見る

BMWは8月3日、新型『M3セダン』(BMW M3 Sedan)と新型『M4クーペ』(BMW M4 Coupe)の歴代初の4WD、「M xDrive」の実車を8月12日、米国で開幕する「モントレー・カーウィーク2021」で初公開すると発表した。

4WDは最大出力510hpの「コンペティション」のみ

BMW M4 コンペティション・クーペ 新型の「M xDrive」と M3 コンペティション・セダン 新型の「M xDrive」BMW M4 コンペティション・クーペ 新型の「M xDrive」と M3 コンペティション・セダン 新型の「M xDrive」

パワートレインは、最新のBMW Mツインパワーターボテクノロジーを導入した「S58」型と呼ばれる直噴3.0リットル直列6気筒ガソリンツインターボエンジンだ。

4WDのM xDriveでは、「コンペティション」仕様のみとなり、直噴3.0リットル直列6気筒ガソリンツインターボエンジンは、最大出力510hp/6250rpm、最大トルク66.3kgm/2750~5500rpmを発生する。トランスミッションは「ドライブロジック」を搭載した8速「Mステップトロニック」を組み合わせた。

BMW M3 コンペティション・セダン 新型の「M xDrive」BMW M3 コンペティション・セダン 新型の「M xDrive」

動力性能は、0~100km/h加速が3.5秒と、2WDモデルの3.9秒から0.4秒短縮。最高速は250km/hでリミッターが作動する。オプションの「Mドライバーズパッケージ」では、最高速が290km/h(リミッター作動)に引き上げられる。

「アクティブMディファレンシャル」を採用したM xDrive

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M xDriveは、高性能スポーツカー用に開発された4WDシステムだ。4つのホイールすべてに駆動力を供給することで、エンジンのパワーを最も効果的に運動性能へと変換するという。M xDriveには、素早くかつ正確に作動する新しい制御システムを採用している。これにより、フロントホイールとリアホイールの駆動トルクを可変配分できる。

駆動力の可変配分により最適化されたトラクションが、発進加速性能を引き上げる。Mならではの後輪駆動を意識したシステム設計により、スポーティなコーナリングでも、安定性と運動性能を実現しているという。

BMW M3 コンペティション・セダン 新型の「M xDrive」BMW M3 コンペティション・セダン 新型の「M xDrive」

M xDriveシステムには、駆動トルクをホイールに伝達する専用のプロペラシャフトとアウトプットシャフト、ファイナルドライブの「アクティブMディファレンシャル」を組み合わせた。フロントホイールとリアホイール間の駆動トルクは、トランスファーケース内の電子制御多板クラッチが無段階に可変配分。左右のリアホイール間の駆動トルクは、アクティブMディファレンシャルが振り分ける。これにより、スポーツ走行の際や左右のホイール間で路面グリップの異なる場面において、トラクション、俊敏性、安定性を大幅に向上させるという。

後輪駆動の2WDモードではドリフトコントロールが可能

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M xDriveとアクティブMディファレンシャルは、「ダイナミック・スタビリティ・コントロール(DSC)」とネットワークで結ばれており、走行状態に合わせて、2つのシステム間の協調を調整する。走行状況の変化に対応するため、トランスファーケースにはホイール・スリップ・コントロール機能が組み込まれる。これにより、フロントアクスルとリアアクスル間の回転数差は、セントラル・コントロール・ユニットにフィードバックすることなく、迅速かつ直接的に補整されるという。

通常の走行状態であれば、システムはすべての駆動力を後輪に送る。後輪が駆動力を路面に伝達しきれなくなった場合、初めてフロントホイールに駆動力が伝達される。さらに、ドライバーはセットアップメニューから、駆動力配分を設定することも可能。初期設定の4WDモードの場合、後輪駆動を重視した駆動力伝達によって、優れたトラクションと細かいコントロールが可能なハンドリング特性が得られるという。4WDスポーツモードでは俊敏性がさらに高まり、後輪に送られる駆動トルクの割合はさらに大きくなる。

BMW M3 コンペティション・セダン 新型の「M xDrive」BMW M3 コンペティション・セダン 新型の「M xDrive」

このモードではドリフトコントロールも可能。リニアな横方向加速度(横G)の上昇によって、コントロールが容易な状態を維持する。サーキットで最大の運動性能を発揮させるため、4WD スポーツモードはオプション設定のパフォーマンスタイヤのグリップ特性に合わせられている。DSCをオフにすると、2WD(後輪駆動)モードが利用できる。このモードでは駆動トルクを後輪にのみ伝達するため、経験豊富なドライバーであれば、DSCの介入に邪魔されることなく、純粋な後輪駆動の走りが楽しめる、としている。

《森脇稔》

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