整備費の運賃転嫁で駅のバリアフリー化を加速…東京の電車特定区間で10円加算 2023年3月頃から

京浜東北線浦和駅のホームドア。京浜東北線では2022年度中に日暮里駅のホームドアを使用開始する予定。
京浜東北線浦和駅のホームドア。京浜東北線では2022年度中に日暮里駅のホームドアを使用開始する予定。全 7 枚

JR東日本は4月5日、駅バリアフリー設備の整備費用を現行運賃に転嫁するための申請を国土交通省関東運輸局に行なったと発表した。

【画像全7枚】

駅のバリアフリー化については、2020年12月に示された3000人/日以上の利用者がある駅を原則100%バリアフリー化することなどを含む整備目標を基に、2021年5月に閣議決定された第2次交通政策基本計画で整備加速の方向性が決められ、都市部では利用者に「薄く広い負担」を求め、地方部では既存の支援を拡充するとされた。

JR東日本の運賃転嫁はその方向性に基づいた「鉄道駅バリアフリー料金制度」により行なわれるもので、新幹線を含む東京の電車特定区間のみの利用を対象に、普通旅客運賃はIC・切符とも10円、通勤定期運賃は1か月用280円、3か月用790円、6か月用1420円を、2023年3月頃から加算するとしている。子供運賃については加算後の半額となる。加算分は4200億円程度とされている今後のバリアフリー整備費に充てられる。

対象となる東京の電車特定区間。この区間を相互発着する場合のみ、運賃が加算される。対象となる東京の電車特定区間。この区間を相互発着する場合のみ、運賃が加算される。

なお、JR東日本はバリアフリー化加速に応えるため、2032年度末頃までの目標としていた東京圏在来線主要路線330駅660番線程度のホームドア整備を758番線に拡充した上で、1年程度前倒しする方針を示しているが、「世界的な半導体不足の影響により、使用開始予定は変更となる場合があります」としている。

東京圏在来線主要路線におけるホームドア整備の拡大目標。東京圏在来線主要路線におけるホームドア整備の拡大目標。

《佐藤正樹》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 次期『ノート』が日産復活の切り札となる? 2027年登場へ、価格は約30万円上昇か
  2. トヨタ『セリカ』復活へ、「現代版GT-FOUR」なるか?…土曜ニュースランキング
  3. 【スズキ クロスビー 新型試乗】独特な世界観と走りは、往年のシトロエンを思い起こさせる…中村孝仁
  4. ゼンリン、「都道府県型キーホルダー」全47種を発売…地図ブランドから誕生したカラビナ型アクリル雑貨
  5. KTM『390 DUKE』2026年モデル発売、自社開発WPブレーキと5インチTFT搭載 価格は82万9000円
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 警察庁、高齢運転者技能検査を見直しへ 合格者の事故率を追跡調査してみたら…
  2. ボッシュがなぜ「しろくまくん」を買収したのか? “熱とAI”が変える、SDV時代の勝算
  3. 「フィジカルAI展2026」初開催、現在地を知る!…ものづくりワールド
  4. 【日産 リーフ 新型】次世代EVのスタンダードを描いた、“スーパーエアロ”と“スーパーフラッシュ”デザイン
  5. 神奈川個人タクシー、電脳交通のクラウド配車システム「DS」導入…S.RIDEとUberにも対応
ランキングをもっと見る