リアルに泊まれる『北斗星』、個室と開放寝台がセット…北海道北斗市に「北斗星スクエア」 4月22日オープン

スハネ25 501のロビー室。奧に見えるのが、飲料水の自動販売機。2016年8月。
スハネ25 501のロビー室。奧に見えるのが、飲料水の自動販売機。2016年8月。全 13 枚

2016年8月から北海道北斗市で保存されている2両の『北斗星』用車両が、「北斗星スクエア」と称した宿泊施設に生まれ変わる。

【画像全13枚】

2両とも2015年3月まで上野~札幌間の寝台特急『北斗星』に運用されていた車両で、北斗市の有志による「北斗の星に願いをプロジェクト推進委員会」がインターネット募金(クラウドファンディング)により資金を調達しJR北海道から譲受。ロビー室と1人用B寝台個室「ソロ」の合造車「スハネ25 501」とコンパートメント式のB寝台車「オハネフ25 2」が、旧茂辺地(もへじ)中学校グラウンドで保存されるようになった。

美しく修復された『北斗星』保存車。2022年1月。美しく修復された『北斗星』保存車。2022年1月。

以来、一般公開やイベントなどに活用されてきたが、いよいよ4月22日、念願の宿泊施設としての運用が開始されることになった。

宿泊施設化に際しては、可能な限り現役当時の状態を再現するよう修復が行なわれており、シャワーや洗面所はそのままの状態で使えるように給排水接続工事が施されたほか、窓周りやガラスのヒビも発生していたため、窓のコーキングをやり直し、ガラスは交換された。空調については、既存のダクトを使用して冷暖房循環や空気清浄できるように改造。車内はコンセントの追加や電気配線の交換、個室の鍵や備品の交換・修理が行なわれた。ただしトイレは既存のものを使うことができないため、車外設置のものを利用することになるという。

囲みを覆っての補修作業。囲みを覆っての補修作業。

「北斗星スクエア」のオープンは4月22日の予定で、車両を外から眺めることができるバス・トイレ付きのトレーラーハウス2台にも宿泊することができる。車両での宿泊は個室寝台と開放寝台をセットで利用するようになっており、貴重品は施錠できる個室に保管できる。

スハネ25 501の1人用B個室「ソロ」下段。2016年8月。スハネ25 501の1人用B個室「ソロ」下段。2016年8月。スハネ25 501のB個室「ソロ」とセットで提供されるオハネフ25 2の開放B寝台。スハネ25 501のB個室「ソロ」とセットで提供されるオハネフ25 2の開放B寝台。

申込みは楽天トラベルのウェブサイトで受け付けており、宿泊代金は1人7500円、2人1万円(トレーラーハウスは1人8500円、2人1万1500円、3人1万3500円)。ただし、当分の間は特別価格としてそれぞれの代金から2000円引きとなる。チェックインは15~17時(鍵の受渡しは時間外でも対応)、チェックアウトは10時。

車両を眺めながら泊まることができるトレーラーハウス。バス・トイレ付き。車両を眺めながら泊まることができるトレーラーハウス。バス・トイレ付き。

《佐藤正樹》

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