スズキ、国内販売は3年連続マイナス…海外はプラスに 2021年実績

スズキ・スペーシア
スズキ・スペーシア全 7 枚

スズキは4月27日に、2021年度(2021年4月~22年3月)の四輪車生産・販売・輸出実績(速報)を発表した。国内は生産・販売とも3年連続マイナスを記録しているものの、海外の生産・販売はプラスに転じた。

海外生産合計は198万2353台、対前年同期比115.2%、3年ぶり増。海外生産は半導体を含む部品供給不足などがあったものの、前年が新型コロナウイルス感染拡大の影響で低水準であったため、インドなどが増加し、前年度を上回った。インドでの生産は165万8586台で対前年同期比115.2%、3年ぶりの増加。

いっぽう国内生産(OEM含む)は83万9531台、対前年同期比90.3%で3年連続の減となった。半導体を含む部品供給不足などにより、前年度を下回った。世界生産は282万1884台で対前年同期比106.4%、3年ぶりの増加となった。

国内販売合計は56万1375台、対前年同期比86.7%、3年連続減となった。国内生産が減少し車両供給不足となったため、前年度を下回った。軽四輪車は47万0497台、対前年同期比87.2%で3年連続マイナスとなった。登録車は9万0878台、対前年同期比84.3%でこちらも3年連続マイナスだ。

スズキの軽自動車(乗用)でいちばん売れたのが『スペーシア』で10万3605台(対前年同期比71.3%)だった。ついで『ワゴンR』:7万1726台(108.7%)、『アルト』:5万9584台(97.0%)、『ジムニー』:3万8236台(85.3%)。登録車では『スイフト』:2万4033台(93.9%)と『ジムニーシエラ』:1万3800台(75.7%)が売れた。

海外販売合計は214万5490台、対前年同期比111.5%で3年ぶりに増加となった。そのうちインドでは136万5370台で、対前年同期比103.2%、こちらも3年のぶりの増加となった。海外販売は半導体を含む部品供給不足などが車両供給に影響したものの、前年が新型コロナウイルス感染拡大の影響で低水準であったため、前年度を上回った。中南米、アフリカは過去最高となった。世界販売は270万6865台、対前年同期比105.3%、3年ぶり増。

CKD輸出含む輸出は合計で20万2241台、対前年同期比98.1%、2年ぶりのマイナスだった。半導体不足の影響で欧州向け生産が減少し、前年度を下回った。


《高木啓》

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