最高速300km/h超のスーパーワゴン…アルピナ『B3ツーリング』発表

ベース車両とは異なる専用のエアロパーツ

「アルピナ・スポーツ・サスペンション」を採用

3.0リットル直6ツインターボは最大出力495ps

アルピナ B3ツーリング 改良新型
アルピナ B3ツーリング 改良新型全 10 枚

アルピナ(Alpina)は5月25日、『B3ツーリング』改良新型を欧州で発表した。BMW『3シリーズツーリング』改良新型をベースに、アルピナがさらなるパフォーマンスを追求している。

◆ベース車両とは異なる専用のエアロパーツ

外装は、改良新型3シリーズツーリングをベースにしながら、アルピナらしいダイナミックな印象が増した新しいエクステリアスタイリングや、新しいヘッドライトデザインなどを採用した。フロントスポイラーの大型のエアインテークには、「ALPINA」のロゴがあしらわれる。

外装デザインは見直され、アルピナB3のスポーティな性格を際立たせる。フロントとリアに装着されるアルピナのエアロパーツは、新たなフォルムを取り入れており、ベース車両の改良新型3シリーズツーリングとは異なるアルピナ独自の外観を印象づけるのが狙いだ。

コックピット内では、大型の14.9インチの「カーブド・ディスプレイ」を採用し、デジタルメーターパネルとセンターコントロールディスプレイがひとつのユニットに統合された。デジタルメーターパネルは、アルピナを象徴するブルーとグリーンのカラースキームでデザインされている。セントラルディスプレイでは、実際のアルピナモデルの姿をデジタル画像で細部まで再現できるようになった。また、荷室の容量は500リットルで、後席を折り畳むと最大で1510リットルに拡大する。

アルピナ B3ツーリング 改良新型アルピナ B3ツーリング 改良新型

◆「アルピナ・スポーツ・サスペンション」を採用

「アルピナ・スポーツ・サスペンション」を採用する。アルピナのシャシー担当エンジニアは、「バリアブル・ダンパー・コントロール」を利用して幅広いセットアップを生み出し、優れた乗り心地とダイナミックなハンドリングを両立させることを目指した。改良新型には、「コンフォート・プラス」、「コンフォート」、「スポーツ」、「スポーツ・プラス」の合計4種類の走行モードが用意されている。

アルピナが独自に調整を加えた「バリアブル・スポーツ・ステアリング」のほか、ボディのコントロールを向上させる特殊なスプリング、バンプストッパーとスタビライザーにより、アルピナB3ツーリング改良新型のハンドリングの特徴となる精度と俊敏性の実現につながっているという。

足元には、アルピナらしい細いスポークデザインが特長の19インチアルミホイールを装着した。タイヤは、ピレリ「P ZERO」を組み合わせる。サイズは、フロントが255/35ZR19、リアが265/35ZR19だ。

アルピナ B3 ツーリング 改良新型アルピナ B3 ツーリング 改良新型

◆3.0リットル直6ツインターボは最大出力495ps

B3ツーリング改良新型の3.0リットル直列6気筒ガソリンエンジンには、アルピナ独自の2基のモノスクロールターボチャージャーを搭載する。最新の排出ガス後処理技術と新しいエンジンソフトウェアを採用し、エキゾーストもシステムを刷新された。ドライバーの要求に応じて発揮する優れたパフォーマンス、全回転域で得られる充分なトルクを得ているという。

これにより、従来モデルに対して、最大出力はプラス33psの495ps/5000~7000rpm、最大トルクはプラス3kgmの74.4kgm/2500~4500rpmを獲得する。このエンジンは、アルピナらしい軽快な吹き上がり、と自負する。

トランスミッションはZF製の「スウィッチトロニック」付き8速スポーツAT、駆動方式はBMWの「xDrive」ベースの4WDだ。0~100km/h加速3.7秒、0~200km/h加速12.7秒、最高速302km/hの性能を実現している。


《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  3. スズキ『ジムニー』、フランス最終モデルは55台限り…6月末に発売へ
  4. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  5. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る