“見た目”にこだわると音も良くなる!?…サブウーファー[サウンドユニット セッティング法]

「埋め込み型」の「サブウーファーボックス」が採用されたオーディオカーの一例(製作ショップ:カーズファクトリーシュティール<山形県>)。
「埋め込み型」の「サブウーファーボックス」が採用されたオーディオカーの一例(製作ショップ:カーズファクトリーシュティール<山形県>)。全 5 枚

カーオーディオ機器は、「ただ取り付ければ良い」というものではない。ユニットの性能を引き出すためのセオリーやコツが多々あり、それらを踏まえたインストレーションができるか否かで、最終的な聴こえ方が変化する。当連載では、そこのところを深掘りしている。

今回は、「単体サブウーファー」を用いてそれを鳴らすための「サブウーファーボックス」を「埋め込み型」とする場合の、「仕上げ方」について説明していく。

なお「サブウーファーボックス」を「埋め込み型」とするときにまず問題となるのは、前回の記事にて説明したとおり「ボックスの容量が確保できるかどうか」だ。そしてもう1つ、ポイントとなることがある。それが「仕上げ方」だ。

さて、「仕上げ方」については検討すべき点が2つある。1つは「見た目」で、もう1つは「低音の通り道の確保」だ。で、今回は「見た目」について説明していく。

最初に、「見た目」にこだわることで得られる利点について説明していこう。利点は主には2つある。1つ目は、「愛車自慢ができること」だ。サウンドコンテスト等のイベントや同じ車種のオーナーが集まるオフ会等に参加する予定があるのなら、「見た目」にもこだわるとそれら会場でトランクを開けたときに他の参加者の注目を集められる。

2つ目の利点は、「気分が上がること」だ。自分でトランクを開けて眺めたときにも気分が高揚する。そして気分が上がると運転中に音楽を聴いているときにもテンションが上がり、音もより良く聴こえる。システムアップをしたことの満足度が高まる、というわけだ。

ただし、「見た目」にこだわると予算もかさむ。例えば、「サブウーファー」の周辺に化粧ボードを仕込んだりLEDでライトアップしたりすれば、材料代や手間が増える分、多くの予算がかかってしまう。

ちなみにそういった手数をかけない場合には、「埋め込み型」の「サブウーファーボックス」も案外「箱載せ型」と大きく費用が違わずに仕上げられることもある。このあたりについては製作を依頼する「カーオーディオ・プロショップ」と十分に相談しよう。

なお、トランクのフロア下の空きスペースの状況によってもかかるコストが変わってくる。十分なスペースが確保できれば変形ボックスにしなくても良くなることもあり、それほどコストアップしないですんだりするのだ。そうであれば、「見た目」にコストをかけられるかもしれない。ショップと相談しながら、総合的に『仕上げ方」を検討しよう。

今回は以上だ。次回は、「より良い音を得るため」という観点での「仕上げ方」について考察していく。お楽しみに。


《太田祥三》

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